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特別公演、その後日談です。

登場……アレルヤ、留美




『場面:お爺さんがかぐや姫を持って帰ったとき
 ・とりあえず、何か適当に持って帰ったよ、的なことを言ってね』


『場面:お婆さんがかぐや姫に結婚のことを話す
・ ハッキリと言ってあげて
・ 遠回しな言い方はNG』


『場面:五人の貴公子登場
・ 何が何でも舞台に引っ張り出して。セリフは適当で良いから』



「……これは何?」
「台本。ほら、例の特別公演の時の」
「これを台本と呼ぶのは、世界中にある台本全てを愚弄するに等しいですわ」
 パラパラと薄い台本を捲りながら、留美が呟く。
 彼女の言い分は酷くもっともな物で、確かに、これを『台本』と認めてしまったら全てが終わってしまいそうな気がした。台本と言うよりむしろ、劇の流れに関する端書きのような物だったから。
「ですが、これで謎が解けました。どうして舞台があんなにグダグダになってしまったのか……台本からこれでキャスティングがあれでは、確かにああなるでしょうね」
「僕としては、よくあそこまで出来たと褒めてあげたいよ…他のみんなを」
 途中、竹取物語の役ではなく素が出ていることが度々……というか多々あったのだが、それでも劇の流れが止まらなかったのは奇跡とでも言えるだろう。ひとえに、ナレーター役のクリスティナのお陰なのだろうが。彼女のお陰で、変な方向に行きかけても何とか流れは修正されていた。
 結局なんだかんだ言って、みんなノッていたということかもしれない。
 それならそれで楽しかったから良いか、とアレルヤは思った。 


良くねぇよ!そもそも楽しくなかったしなッ! (by ハレルヤ)


こんな台本で、ちゃんと終わりまで通せた、という事実に役者の皆様へ拍手を。
誰か、こんなんやってられるか!って怒って消えてしまいそうなものですが、一人も欠けることなく劇は無事終了しました。
……いやいや、無事ではないですね。五人の貴公子のうち、三人ほどが…。
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