式ワタリによる、好きな物を愛でるブログサイト。完全復活目指して頑張ります。
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今回の話は、色々と考えることもありました。
…というか、思ったんですけど、ライルとフェルトのあのその…あれって、ケルディム傍にいるよ…。
きっとケルディム、凄く複雑というか何というか…。
「……」
「……」
「……」
「お前たち……何をそんなに落ち込んでいる?」
突然の襲撃も何とか凌いで、ようやく落ち着けるようになった……というのに、部屋の隅で膝を抱えて座り込んでいる三人のせいで、のんびりとすることさえ出来ない。ハッキリ言うと迷惑だが、一体何があったんだ、という気持ちの方が大きい。
隣に立っていたハロの方を向けば、どうしようもないとばかりに彼は肩を竦めた。立ち直るまで待てということだろうが……こんな状況で次の敵襲が来たら、確実にプトレマイオスは墜ちる。機体のコンディションが悪い、なんて話どころでなくなってしまう。
とりあえず立て、と三番目に落ち込んでいる様子のキュリオスの、被弾していなかった方の肩を叩く。精神体であろうと、本体でダメージを負った部分は痛い。いや…精神体だからこそ痛い、の間違いか。
「何があった」
「アレルヤが…何か能力が下がったって……大丈夫かなぁ……心配だなぁ…」
「そうか…ケルディムは?」
一番落ち込んでいるまとめ役の方を見れば、彼は完全にどこかへ行ってしまった表情で、半分意識が無さそうな様子で口を開いた。
「ライルとフェルトが何かしてて練習とかやってたせいで俺って丁度あそこにいたりしてだから自然と目に映ったりして何かあぁもうどういう対応をしたらいいんだろうかとかライルも色々考えてるとかでもあれってどうだろうとか思ってみたりして」
「もう良い分かった」
とりあえずショックだったらしい。
目の前であんな事をされたら確かに衝撃は受けるだろう。…では彼以上に直ぐ傍にいたハロは何を思ったのだろうか、と赤みがかった目を持つ少年へと視線を転じる。
いつの間にかケルディムの真後ろで背中合わせで座っていたハロは、苦笑を浮かべて困ったように眉根を寄せた。
「僕に訊かれても困るよ。僕はフェルトの気持ちも分かるし、ライルの気持ちは……まだ分かり切らないけど、理解したいから保留。鬱憤とか色々あったんだろうな、とは思うけどね。まぁ、ニールだったら許さないだろうから、やっぱり許さない」
「お前は本当に前のロックオンが好きなんだな…」
「大好きだよ。だって相棒だから」
そう言ってから昔が恋しいよ、と彼は溜息を吐いた。
「悪くない人と、悪ぶってる人……正直、僕だけじゃ判断つけられないよ。ひいき目とか色々と…僕にだってあるんだし」
「ハロ…お前いいな……割り切れて…」
地の底から響くような声に、呆れた様子でハロは溜息を吐いた。
「割り切れてないよ、ケルディム。保留にして、情報が集まるのを待ってるだけ。これから『相棒』になる人だし、しっかりと人格を見極めないと。君も一緒だよ、これは」
「そっか…だよな……うん、分かった。…悪かった、ハロ」
「気にしない、気にしない。それにね、気に入らなかったら消せば良いし」
「ちょ待っ……」
慌てるケルディムと笑っているハロを見て、この二人組はこれで大丈夫だと判断したセラヴィーは、アリオスの方へと意識を向け直した。ダブルオーは放っておいても直ぐに回復しそうな気がするが、生憎、アリオスはそういう方向でのケアになると、かなりの時間を要してしまう。本音を言ってしまうと、そんな彼を見続けるのは嫌だ。
「アリオス、今からそんなに心配しても何も変わらないぞ?」
「分かってるよ?…だけど……前ならきっと避けれたのに…それで、凄く心配で」
「俺たちも出来る限り援護する。他マイスターたちも同じように思っているだろうし、安心してもらっても構わないと思うが」
だから大丈夫だ、と軽く頭を撫でてやると、恐る恐るといった様子でアリオスはうつむき加減だった顔を上げた。
そして、不安そうに、セラヴィーを見上げる。
「…本当?」
「あぁ、約束する。いざとなったらティエリアの操縦を無視してでも」
「あはは……それは無理でしょ?」
「…まぁな」
意思があろうと所詮自分たちは道具であり、差し迫った状況に陥ってしまえば……使い手の意思でしか動くことは出来ない。
けれど、こう思っているのは本当。嘘も偽りもない。
それが伝わったのだろう、アリオスは微かに微笑んだ。
「ありがと、セラヴィー」
「礼を言うくらいなら落ち込むのを止めろ」
「それもそうだね。……ところで…」
ちらりと、アリオスは最後の一人……ダブルオーの方を見た。
「何でダブルオーは落ち込んで?…理由無いよね」
「確かにな。…ダブルオー、一体何があった」
彼もマイスター……刹那関連だろうか。
そう思って訊いたのだが、こちらを見たダブルオーは悲しげに口を開いた。
実に深刻そうに。
「『ダブルオー』より『エクシア』が良いのに、誰も聞き入れてくれない……」
それを聞いたセラヴィーは、無言で彼の頭を蹴飛ばしていた。
ダブルオーは、まだ『エクシア』の名前を諦めてません。
今回一番の苦労人(?)はケルディムだと思う。目の前であんな光景展開されたら困る以前の問題。しかも多分、ばっちりとライルの呟きも聞いてるだろうし。
彼が持ち歩く胃薬が増えないことを祈ります。
「……」
「……」
「お前たち……何をそんなに落ち込んでいる?」
突然の襲撃も何とか凌いで、ようやく落ち着けるようになった……というのに、部屋の隅で膝を抱えて座り込んでいる三人のせいで、のんびりとすることさえ出来ない。ハッキリ言うと迷惑だが、一体何があったんだ、という気持ちの方が大きい。
隣に立っていたハロの方を向けば、どうしようもないとばかりに彼は肩を竦めた。立ち直るまで待てということだろうが……こんな状況で次の敵襲が来たら、確実にプトレマイオスは墜ちる。機体のコンディションが悪い、なんて話どころでなくなってしまう。
とりあえず立て、と三番目に落ち込んでいる様子のキュリオスの、被弾していなかった方の肩を叩く。精神体であろうと、本体でダメージを負った部分は痛い。いや…精神体だからこそ痛い、の間違いか。
「何があった」
「アレルヤが…何か能力が下がったって……大丈夫かなぁ……心配だなぁ…」
「そうか…ケルディムは?」
一番落ち込んでいるまとめ役の方を見れば、彼は完全にどこかへ行ってしまった表情で、半分意識が無さそうな様子で口を開いた。
「ライルとフェルトが何かしてて練習とかやってたせいで俺って丁度あそこにいたりしてだから自然と目に映ったりして何かあぁもうどういう対応をしたらいいんだろうかとかライルも色々考えてるとかでもあれってどうだろうとか思ってみたりして」
「もう良い分かった」
とりあえずショックだったらしい。
目の前であんな事をされたら確かに衝撃は受けるだろう。…では彼以上に直ぐ傍にいたハロは何を思ったのだろうか、と赤みがかった目を持つ少年へと視線を転じる。
いつの間にかケルディムの真後ろで背中合わせで座っていたハロは、苦笑を浮かべて困ったように眉根を寄せた。
「僕に訊かれても困るよ。僕はフェルトの気持ちも分かるし、ライルの気持ちは……まだ分かり切らないけど、理解したいから保留。鬱憤とか色々あったんだろうな、とは思うけどね。まぁ、ニールだったら許さないだろうから、やっぱり許さない」
「お前は本当に前のロックオンが好きなんだな…」
「大好きだよ。だって相棒だから」
そう言ってから昔が恋しいよ、と彼は溜息を吐いた。
「悪くない人と、悪ぶってる人……正直、僕だけじゃ判断つけられないよ。ひいき目とか色々と…僕にだってあるんだし」
「ハロ…お前いいな……割り切れて…」
地の底から響くような声に、呆れた様子でハロは溜息を吐いた。
「割り切れてないよ、ケルディム。保留にして、情報が集まるのを待ってるだけ。これから『相棒』になる人だし、しっかりと人格を見極めないと。君も一緒だよ、これは」
「そっか…だよな……うん、分かった。…悪かった、ハロ」
「気にしない、気にしない。それにね、気に入らなかったら消せば良いし」
「ちょ待っ……」
慌てるケルディムと笑っているハロを見て、この二人組はこれで大丈夫だと判断したセラヴィーは、アリオスの方へと意識を向け直した。ダブルオーは放っておいても直ぐに回復しそうな気がするが、生憎、アリオスはそういう方向でのケアになると、かなりの時間を要してしまう。本音を言ってしまうと、そんな彼を見続けるのは嫌だ。
「アリオス、今からそんなに心配しても何も変わらないぞ?」
「分かってるよ?…だけど……前ならきっと避けれたのに…それで、凄く心配で」
「俺たちも出来る限り援護する。他マイスターたちも同じように思っているだろうし、安心してもらっても構わないと思うが」
だから大丈夫だ、と軽く頭を撫でてやると、恐る恐るといった様子でアリオスはうつむき加減だった顔を上げた。
そして、不安そうに、セラヴィーを見上げる。
「…本当?」
「あぁ、約束する。いざとなったらティエリアの操縦を無視してでも」
「あはは……それは無理でしょ?」
「…まぁな」
意思があろうと所詮自分たちは道具であり、差し迫った状況に陥ってしまえば……使い手の意思でしか動くことは出来ない。
けれど、こう思っているのは本当。嘘も偽りもない。
それが伝わったのだろう、アリオスは微かに微笑んだ。
「ありがと、セラヴィー」
「礼を言うくらいなら落ち込むのを止めろ」
「それもそうだね。……ところで…」
ちらりと、アリオスは最後の一人……ダブルオーの方を見た。
「何でダブルオーは落ち込んで?…理由無いよね」
「確かにな。…ダブルオー、一体何があった」
彼もマイスター……刹那関連だろうか。
そう思って訊いたのだが、こちらを見たダブルオーは悲しげに口を開いた。
実に深刻そうに。
「『ダブルオー』より『エクシア』が良いのに、誰も聞き入れてくれない……」
それを聞いたセラヴィーは、無言で彼の頭を蹴飛ばしていた。
ダブルオーは、まだ『エクシア』の名前を諦めてません。
今回一番の苦労人(?)はケルディムだと思う。目の前であんな光景展開されたら困る以前の問題。しかも多分、ばっちりとライルの呟きも聞いてるだろうし。
彼が持ち歩く胃薬が増えないことを祈ります。
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