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初代の言う事なのだから聞かなければならないだろうと、ザンザスは談話室の中に入った。頭の中で鳴り響いている警鐘を、敢えて無視しながら。
扉を閉めて、改めて瓜二つな二人の方へ視線を向けると、初代がニコニコと笑いながらとソファーの空いている場所を何度か叩いた。……ここに座れ、ということなのだろうか。
初代に示されたそこは、幸いな事に綱吉と初代に挟まれるような場所では無かった。真ん中は、どうやら初代自身が確保していたいらしい。
躊躇ったのは、ほんの少しの時間だけだった。
立ちっぱなしでも座っていても、どうせ談話室の中に入った時点で逃げることなど出来なくなっているのだから、立っていようが座っていようが変わることなど無いはずだ。
足早に既に二人が据わっているソファーへ向かい、示された場所に座る。
そんな自分を、初代が満足げな表情をして見ていた。
・結果
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