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平仮名表記で「あくむ」としているところで、何となく「ギャグ的な物だろうな」という予測は付きそうですが……正解。その通りです。
そもそも、途美学園でそれ以外は、(ほのぼの除いて)有り得ないような…これから次第、ですけどね。
登場……刹那、アレルヤ、ハレルヤ、ティエリア
そもそも、途美学園でそれ以外は、(ほのぼの除いて)有り得ないような…これから次第、ですけどね。
登場……刹那、アレルヤ、ハレルヤ、ティエリア
「ハレルヤ、朝だよ?」
「う……」
ベッドの上でごろり、と転がる双子の兄を、アレルヤは苦笑を浮かべて見ていた。
いくら昨日、眠るのが遅かったからといって、今日遅起きしていいという事にはならない。土日祝日ならまだしも、今日は水曜日。平日のど真ん中である。
ハレルヤ、ともう一度呼んで、軽く揺する。
……が、どうしても起きてくれない。
どうしようかと困っていると、ふいに、部屋の扉が開いた。
「困っているようだな」
「ハレルヤ・ハプティズム……全く、アレルヤの手を煩わせるなど…」
「刹那にティエリア!?え、どうして?」
そこにいたのは、一年生と三年生の二人組。
同じ寮だし、現れても不思議ではないかも知れない。夜の寝る前だって、たまに遊びに来たり、遊びに行ったりする仲だ。朝、ここの様子を見に訪れても問題はないだろう。が、二人一緒というのが何だか珍しいというか。
刹那とティエリアはよくケンカをする。手や足が出るわけではなく、たんなる口ゲンカだけれども。
そういうわけで、二人がペアでいるというのが珍しく思えたわけだ。実際はそれほど滅多にない光景、というわけでもないのだが。
「えっと……二人とも、どうかした?」
「決まっている。アレルヤと一緒に学園に行こうと思った」
「しかし、それをするには…どうやらハレルヤ・ハプティズムを起こさなければならないらしいな。面倒な話だが……仕方がない」
「いちいちフルネームは言いにくくないか、ティエリア・アーデ」
「そういう君もフルネーム呼びだろう、刹那・F・セイエイ」
「ちょっと二人とも…朝から口ゲンカしないで……」
らしいといえばらしいやり取りだが……朝からそれはどうだろうと、思わなくもないワケだ。微笑ましくないと言えば嘘ではないが。
「たまにはもっと仲良……」
「うわぁぁっ!?」
と、突然、ハレルヤが悲鳴を上げて飛び起きた。
何?と彼の方を向くと起き上がった彼は、恐らくバクバクと鳴っているのだろう心臓の辺りを抑えていて、顔には冷や汗だらけ。
一体、どうしたというのだろうか?
「ハレルヤ…どうしたの?」
「ア……アレルヤ?」
ゆっくりとだが彼が自分の姿を瞳に映し……その後、双子の兄はガバ、とアレルヤに抱きついてきた。
唐突なことだったのでバランスを崩して仰向きに倒れ、後頭部を床にしたたかに打ち付けてしまったが……それどころではない。本当に、ハレルヤに何があったのか……こんなふうになるなんて、彼の場合はほとんど有り得ない。
眠っていたことから、原因が夢か何かだろうというのは推測できるのだが……。
「ね……」
「アレルヤッ!お前、嫁とかに行かないよなっ!?」
「………嫁?」
自分の言葉を遮って言われたハレルヤの言は、何というか……そう、色々とツッコみたいものだった。
片割れの腕が首に回ったままだが気にせず、まずは身を起こす。
それから少しだけ体と体の距離を開いて、相手の顔が見やすいように体を動かす。誰かと話すときには、顔を見ての会話がやりやすい。
不安そうなハレルヤを見て、一番最初にしたのはため息。
「あのね……ハレルヤ、僕は男だから嫁には行かないと思うんだけど…」
「アレルヤ・ハプティズム、そんなことはない」
「…ティエリア?」
「そうだ、アレルヤ。何なら俺がもらってやる」
「刹那も何言って!?」
「テメェらにアレルヤをやるかよ!そんなの俺がさせねぇっ!」
「ハレルヤも先にツッコむべき所をね!?」
そう口にしてはいるが、アレルヤは実際、もうどうでも良い気がしてきた。三人の清々しいほどの気にし無さを見ていて、ずっとこだわり続けるのは難しいというか。
まぁ、朝から賑やかで楽しいから良い、ということにしておこうか。
言い合いを始めた三人を眺めながら、最後に浮かべたのは微笑みだった。
アレルヤ、貴方がもっとツッコミを入れてください。 byソーマ
……という思念が伝わってきそうな。どうして彼女かというと、脳量子波関係でどうにかならないかな、という。いやまぁ、途美学園では共鳴無いので有り得ないでしょうが。
というわけで、ギャグです。アレルヤ命のハレルヤにとっては最大に近い「あくむ」。
それはもちろん、アレルヤが「嫁に行く」こと…有り得そうだなぁ。てうか有り得る。
刹那とティエリアはそのことをよくよく理解しています。が、アレルヤは無自覚。
だから周りの人が諸々のこと(本当に諸々)で苦労するんですよね。
「う……」
ベッドの上でごろり、と転がる双子の兄を、アレルヤは苦笑を浮かべて見ていた。
いくら昨日、眠るのが遅かったからといって、今日遅起きしていいという事にはならない。土日祝日ならまだしも、今日は水曜日。平日のど真ん中である。
ハレルヤ、ともう一度呼んで、軽く揺する。
……が、どうしても起きてくれない。
どうしようかと困っていると、ふいに、部屋の扉が開いた。
「困っているようだな」
「ハレルヤ・ハプティズム……全く、アレルヤの手を煩わせるなど…」
「刹那にティエリア!?え、どうして?」
そこにいたのは、一年生と三年生の二人組。
同じ寮だし、現れても不思議ではないかも知れない。夜の寝る前だって、たまに遊びに来たり、遊びに行ったりする仲だ。朝、ここの様子を見に訪れても問題はないだろう。が、二人一緒というのが何だか珍しいというか。
刹那とティエリアはよくケンカをする。手や足が出るわけではなく、たんなる口ゲンカだけれども。
そういうわけで、二人がペアでいるというのが珍しく思えたわけだ。実際はそれほど滅多にない光景、というわけでもないのだが。
「えっと……二人とも、どうかした?」
「決まっている。アレルヤと一緒に学園に行こうと思った」
「しかし、それをするには…どうやらハレルヤ・ハプティズムを起こさなければならないらしいな。面倒な話だが……仕方がない」
「いちいちフルネームは言いにくくないか、ティエリア・アーデ」
「そういう君もフルネーム呼びだろう、刹那・F・セイエイ」
「ちょっと二人とも…朝から口ゲンカしないで……」
らしいといえばらしいやり取りだが……朝からそれはどうだろうと、思わなくもないワケだ。微笑ましくないと言えば嘘ではないが。
「たまにはもっと仲良……」
「うわぁぁっ!?」
と、突然、ハレルヤが悲鳴を上げて飛び起きた。
何?と彼の方を向くと起き上がった彼は、恐らくバクバクと鳴っているのだろう心臓の辺りを抑えていて、顔には冷や汗だらけ。
一体、どうしたというのだろうか?
「ハレルヤ…どうしたの?」
「ア……アレルヤ?」
ゆっくりとだが彼が自分の姿を瞳に映し……その後、双子の兄はガバ、とアレルヤに抱きついてきた。
唐突なことだったのでバランスを崩して仰向きに倒れ、後頭部を床にしたたかに打ち付けてしまったが……それどころではない。本当に、ハレルヤに何があったのか……こんなふうになるなんて、彼の場合はほとんど有り得ない。
眠っていたことから、原因が夢か何かだろうというのは推測できるのだが……。
「ね……」
「アレルヤッ!お前、嫁とかに行かないよなっ!?」
「………嫁?」
自分の言葉を遮って言われたハレルヤの言は、何というか……そう、色々とツッコみたいものだった。
片割れの腕が首に回ったままだが気にせず、まずは身を起こす。
それから少しだけ体と体の距離を開いて、相手の顔が見やすいように体を動かす。誰かと話すときには、顔を見ての会話がやりやすい。
不安そうなハレルヤを見て、一番最初にしたのはため息。
「あのね……ハレルヤ、僕は男だから嫁には行かないと思うんだけど…」
「アレルヤ・ハプティズム、そんなことはない」
「…ティエリア?」
「そうだ、アレルヤ。何なら俺がもらってやる」
「刹那も何言って!?」
「テメェらにアレルヤをやるかよ!そんなの俺がさせねぇっ!」
「ハレルヤも先にツッコむべき所をね!?」
そう口にしてはいるが、アレルヤは実際、もうどうでも良い気がしてきた。三人の清々しいほどの気にし無さを見ていて、ずっとこだわり続けるのは難しいというか。
まぁ、朝から賑やかで楽しいから良い、ということにしておこうか。
言い合いを始めた三人を眺めながら、最後に浮かべたのは微笑みだった。
アレルヤ、貴方がもっとツッコミを入れてください。 byソーマ
……という思念が伝わってきそうな。どうして彼女かというと、脳量子波関係でどうにかならないかな、という。いやまぁ、途美学園では共鳴無いので有り得ないでしょうが。
というわけで、ギャグです。アレルヤ命のハレルヤにとっては最大に近い「あくむ」。
それはもちろん、アレルヤが「嫁に行く」こと…有り得そうだなぁ。てうか有り得る。
刹那とティエリアはそのことをよくよく理解しています。が、アレルヤは無自覚。
だから周りの人が諸々のこと(本当に諸々)で苦労するんですよね。
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