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注意・この話にはほとんどロックオンは出ないような。

あのカラフルなハロたちの話です。




08.カラフル



「そちらの状況は?」
『問題有りません、お兄様。刹那・F・セイエイ様はイアン・ヴァスティ様と共にエクシアの整備中です。少し時間が掛かりそうですし、終わるまでは出て行く気は無さそうですので、彼は当分はエクシアから離れないかと』
「分かったよ、ありがとう。じゃあ、そっちは?」
『今のところは問題は無さそう。本を読んでるし、何もなければ障害には。あぁ、けど食堂にいるから近寄る可能性は有る』
「そっか……じゃ、ミドリはウスムラサキのバックアップに回って」
『了承いたしました、兄上』
「モモはそのまま刹那を監視、アオは例のデータできた?」
『えぇ。今この時間なら、アレルヤの第二人格、ハレルヤは眠っている最中かと』
「高確率って言うところが何とも言えないけどね……よし、アオ、君は何とか他のクルーが展望室に来ないように見張って、仕向けて」
『無事に遂行して見せます』
「僕はこれから作戦を実行するから、僕の弟妹たち、よろしく頼むよ?」
『分かっています、お兄様』
『うん』
『承りました』
『はい』



「ロックオン、ロックオン」
「ん?ハロ?」
「コッチ、キテ、キテ」
 と僕は、半分強引に相棒を連れて展望室へと向かう。
 そこには移動でもしていない限り……
「あ、ロックオン。どうかしましたか?」
 ……アレルヤが居るはずだ。
 微笑む彼を見て、僕は内心で笑んだ。これで第一段階はクリアである。
「いや、ハロが来いって言……ってハロ!?」
 だっと去っていく自分を見て驚くロックオンには申し訳ないが、ここで僕は退場しなければならない。
 何故なら、そうしなければ第二段階はクリアできないのだ。
 ……そう、今回の僕の行動はロックオンとアレルヤを二人っきりにしてあげよう、という目的からの物だった。
 だいたい、だ。二人きりになるにしても妨害が多すぎる。ガンオタ然り、ドS眼鏡然り、チンピラ然り。これでは飛びっきりの偶然がない限りは二人きりは不可能である。特に、あのチンピラがいるせいで。
 だからこその、今回の作戦である。
 偶然を待つのはハッキリ言うとナンセンス。どうせなら偶然を『作り上げ』ればいいのだ。そして、その能力を僕は……僕たちは持っていた。
 この後どうなるかは相棒次第。
 せめて一歩……いや、半歩でもいいから進展して欲しいと、僕は思うのだった。



『で、お兄様、どうだったのですか?』
「……何というか、いつも通り。踏み出すキッカケ無いみたいだし、相手は鈍感すぎて気付かないし……いっそのことキスでも押し倒しでもしちゃえばいいのにさ」
『それって少し過激じゃ』
「こーいうのはね、ヤった者勝ちなんだよ」
『…まぁ、そうでもしないと気付いてさえもらえない気もしますが』
『同感ですね』
「でしょう?ミドリとアオは分かってるなぁ」


ていうか、いい加減行動してくれないとこっちが、ね。
(本当、見てられないほど焦れったいし)


……うちのハロ(橙)はこんな感じです。
軽く黒めで、だけどロックオンのことをとてもよく考えている、良いのか悪いのか…微妙な子。
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