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ネーナも、色々と大変だなぁとか。
もちろんやったことがどうこうってありますけど。
でもあれって、結局、一般の人から見たらトリニティもCBも変わらないんだよなぁって思うと…。
まぁ、この話にそんなコトは関係ありませんが。
10.弱音
「たまにね、思うの…」
「何を?」
「もしも、もしもだよ?」
「もしも…何?」
「もしも、兄兄ズがいなくなったらどうしようって…」
「それは……」
「もちろん、ヨハン兄は頼りになるしミハ兄は強いよ」
「うん…そうだね」
「けどね、私たちはずっと戦ってるから」
「可能性はゼロじゃない?」
「そう。そんなこと絶対にないって思ってるけど」
「それは信頼?」
「違うよ、これは絶対なの。事実なの」
「…そう。僕は……絶対なんて、言えないよ」
「え?オリジナルの太陽炉を持ってるのに?」
「どこにだって、絶対は無いから……僕はいつも『もしも』って思ってる」
「大丈夫だよ!兄兄ズほどじゃなくても、そっちのみんなも強いじゃない!」
「けど……数で攻められたら、勝てない」
「そんなこと、」
「あるんだよ。だって、僕らは実際にそれで倒されかけた。違う?」
「合ってるけど……」
「あの時は君たちが居たから、助かった。けど、次がそうとは限らない」
「……みんな大丈夫って信じてないの?」
「まさか。僕は信じてる…いや、違うか。信じたいんだ」
「信じ…たい?」
「臆病だから、どうしても悪い方に思考が行くから…だから信じられない」
「だけど、帰ってくるって、そう信じてみたいの?」
「そう。出来るかどうかは……分からないけど。状況がここまで動いてしまったから」
「うーん……何か難しい…」
「単純だと思うけど」
「分かんないもん。だったら難しい、でいいじゃない」
「いやまぁ…そうかもしれないけど」
「分かんないこと考えててもしょうがないよ!もっと楽しいこと考えよ?」
「え、楽しいこと……突然話題の変換を求められても…」
「困る?」
「…そんなところ」
「まだまだだなぁ。こーいう気分の転換って大事だよ?」
「かなぁ…いや、というかあまりにさっきの話との落差が激しすぎて」
「激しすぎ?どこが?」
「……うん、何でもないよ」
「そ?なら別の話別の話っと」
「…羨ましいな……そうやって考えられるの」
「え?何か言った?」
「ううん、何でもないよ」
平和な会話だって有っても良いよね。
でも、これが平和かと言われると違うよな…という。
平和な話が欲しい…。