慶次「癒しが欲しい」
政宗「唐突だなオイ」
慶次「だって、展開が余りにも鬱々としててさぁ……」
政宗「まぁな……武田のオッサンは倒れたし、四国も壊滅状態だ」
慶次「こういう時こそ、誰もが楽しく笑える、明るくぱぁっとした話が欲しいだろ?」
半兵衛「今のところ、そんな話が出てくる様子は全く、これっぽっちも、無いわけだがね」
慶次「それは分かってるけど、何もそこまで強調しなくても……」
元就「何、その内動きもあろう。その結果、さらなる鬱展開が訪れる可能性もあるがな」
半兵衛「さらなる鬱展開か……全滅エンドとか?」
政宗「や、最悪でも一人は残るだろ」
元就「その一人が石田三成や徳川家康ではない可能性もあろうがな」
半兵衛「僕としては、三成君や大谷君に生き残って欲しいんだけどね」
慶次「……いや、あの、終わりは大団円でお願いしたいんですけど」
元就「無理であろう」
慶次「バッサリ切るなぁ……」
政宗「……しかし、実際、ENDはどうなんのかね」
半兵衛「それは誰もが気にしているところだろうけれど……まだ、二話目だしねぇ」
元就「未だ台詞の無い者も居るのだ、今後の動きでどうとでもなろうな」
慶次「俺もまだ、台詞無し組なんだよなぁ……次の話ぐらいで台詞ないかな?」
半兵衛「君は十話目ぐらいに始めて喋れば良いんじゃない?」
政宗「十話ねぇ……五話ぐらいが限度じゃねぇか?」
慶次「で、出来るだけ早いといいなー、なーんて……」
元就「出番が無ければ存在を忘れられるからと、そう焦る必要もあるまい」
半兵衛「そうだよ。出番があったところで……ねぇ?」
慶次「半兵衛、その色々含んだ視線を向けるの止めて頼むから。心が痛い」
半兵衛「仕方ないな……じゃあ、脱線してきたことだし、新たなお題を僕から提供しよう」
元就「ふむ、では聞かせてもらおうか」
半兵衛「次回のタイトルを覚えているかな」
政宗「『同盟』だったか?」
半兵衛「そうそれ。どうなると思う?」
慶次「どうなる、って言われてもなぁ……そのまんまで、誰かと誰かが同盟結ぶんだろ」
半兵衛「そのまま過ぎるよ。減点五十点」
慶次「五十点って酷くない!? ていうかその点数って何!?」
半兵衛「今回のアニメにおける君への評価。ちなみに現在はマイナス五十点だよ」
慶次「今まで零だったの!?」
政宗「そりゃそうだろ。アンタはまだちゃんと登場してねぇって話したばっかじゃねぇか」
半兵衛「それでどうして、零じゃないと思うんだい。点数を付けようがないじゃないか」
慶次「そっか。今回のアニメにおける、って言ってたもんな」
元就「マイナスから始まらなかったことに感謝でもしておくが良い」
半兵衛「まったくだ。僕は最初、マイナス百点からにしようかと思っていたんだよ?」
慶次「ソレはちょっと厳しすぎやしませんかねぇ……?」
政宗「五百点とか言われなかっただけマシだろ」
慶次「あぁ、それ有り得そう。っていうか普通にやるよな、半兵衛なら」
元就「うむ。それが零であったとは、何事かあったか?」
半兵衛「慶次君の評価をマイナス千点からにしようかな、って呟きを秀吉に聞かれてね」
慶次「……それで?」
半兵衛「肩に手を置かれて、『せめて零点からにしてやれ』って言われてさ、仕方なく」
慶次「……ありがとう秀吉! 本当に助かった!」
政宗「Ah ……流石に哀れと思ったか?」
元就「であろうな。ここは嬉々として、もう千ほど負債を増やすところであろうに」
政宗「そう考えるのは多分アンタぐらいのもんじゃねぇか……?」
半兵衛「というか千点っていうのは単なる思い付きで、本気ではなかったんだけどね」
慶次「……あれ、ちょっと待って。じゃあ何で今、減点されてんの? アニメでの点数だろ?」
半兵衛「気分だよ。良いじゃないか、五十点ぐらい。頑張って挽回しなよ」
慶次「えー……ま、五十点はマシな方だよな。千点と比べると。
……あれ? これって実は、凄く優しいハンデなんじゃない?」
政宗「流されんな風来坊。そのhandicapは存在する方がおかしいもんだ」
半兵衛「さて話を戻して『同盟』だよ。元就君は大谷君と手を組んでいるようだけど」
元就「問題は他方で、どのような同盟の話が、どの程度まで進むかであろう」
政宗「titleにするだけしといて、最後のsceneで『同盟を結ぶ』とか宣言するのもアリだしな」
慶次「あ、そういうのもあんのか」
政宗「可能性の一つだけどな。まぁ、この展開じゃあねぇとは思うが。アンタの予測は?」
慶次「俺は、そうだな、仲間集めみたいになんのかなって思ったけど」
半兵衛「恐らく、実現するとしたらは慶次君の案の方だろうね」
政宗「だな。となると、今まで喋ってねぇ奴らもぞろぞろ出てくるんじゃねぇか?」
慶次「ってことは俺の出番もあるって事かな?」
元就「何を言う。貴様は最低でも五話目まで出てくるでないわ。盛大に遅刻せよ」
半兵衛「それが良い。のんびりとして、出番を忘れるといいよ。そして遅刻するんだ」
慶次「何でお前ら俺を遅刻させたがんの!? ていうか一話で出てるから遅刻と違う!」
元就「あのような顔見せ程度の登場はカウントせぬ。諦めよ」
追撃に遭った時、つまり銃撃に遭った時ですが、あの時筆頭が落ちるんじゃないかと本当にひやひやしました。小十郎が左手を後ろに回して支えてましたけど、下の方でしたし。羽織を使って、ロープみたく胴のあたりで括りつけてしまえばよかったんじゃないかなぁって思わないでもない。その方が安全じゃないかなぁ。