式ワタリによる、好きな物を愛でるブログサイト。完全復活目指して頑張ります。
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何か「目指せポケモンマスター」のノリに…なってるような。
…気のせいだよね、気のせい。
今回は生徒会メンバーとそれ・びーのメンバー数名の話。
「ガンダム!今日こそ預けていた生徒会長の座を返してもらう!」
「いや、これって元からオレの地位だし…っていうか、生徒会長になりたいなら選挙に出たらど……」
「オレが生徒会長だ!」
「わー!やっぱ話聞いてくれてないしーっ!」
ちょっと勘弁してくださいと頭を抱え、救いを求めて辺りを見渡したのだが……実に薄情なことに、生徒会室にいたきゃのっ八及びきゃの九はみて見ぬふり、シャアに至ってはみて見ぬふりをせずにヒラヒラとハンカチを振っている。…お前にとってオレは売られていく子牛か何かか。ほんの少し、微かに黒い炎が燃えた気がした。
……とにかく、だ。
助けてくれそうな女性陣が今まさに自動販売機までジュースを買いに行っているという現状において、誰の助けの手を期待するわけにも行かないらしい。
全く、何て不条理な世界。
はぁ…と息を吐いて、あれ?と首を傾げた。
そう、そうなのだ。
助けてくれる人が誰もいない、のだ。
「デュナメスは?何かいないみたいだけど」
「置いてきた」
「置いてきたって…そーか、置いてきたんだ…」
「邪魔されるからな」
「…どうして邪魔されるか考えたことはある?」
「無い」
「だろーねー…」
きっぱりと言い切られて、ガンダムは何とも言えない気持ちになった。
それから彼に呼びかけようとして、その一瞬前につい先日処理した書類のことを思い出して、出てきかけていた名前を引っ込めた。
代わりに、新しい名前を口にする。
「ダブルオー、ふと思うけど、こういう事する暇ってあるの?」
「作っているから良いんだ。作れなかったら来ない」
「優先順位は一番上って事じゃない、と…」
「作るためなら宿題を行う時間も削る。小テスト勉強もだ」
「どうせ家でやってきてるんだろー。なら問題ないよ」
何だかんだといっても、結局彼は真面目で普通の生徒なのだから。
まぁ…真面目、というのは正しくても、普通、というのは違う気がするが。それでも、毎昼休み及び毎放課後ごとに生徒会室に押しかけてくることさえ除けば、普通の生徒だとは思うけれど。除くのが難しいだけであって。
本当に、これさえなければ良いのになぁと思いながら、今日はどうやってやり過ごそうかと思っていたときに、『その人』はやってきた。
たったったったっ…と足音を立てて走ってきた『その人』は辿り着くや否や、生徒会室入り口当たりに立っていたダブルオーの、その無防備な後頭部めがけて唐突に跳び蹴りを食らわせたのである。
これには、ガンダムだけでなく傍観者と化していた他三名も驚いた。
呆然としていると、うつぶせに倒れたダブルオーの後頭部を踏みつけたまま、そのオレンジ色の長い髪を補足縛り上げている人物は口を開いた。
「ガキ、いい加減に勝手な行動してんじゃねーよ」
「…勝手じゃない。もうこれは習慣として皆に認められている」
「オレ様は認めてねぇな」
「お前は最近入ってきたからカウント外だ」
「…よし、表に出ろや」
「断る。別にケンカがしたいんじゃない」
目の前の光景に思考が追いつかずに唖然としていると、今度はパタパタと駆けてくるような足音が近づいてきた。
そして、現れたのもオレンジ色の髪の、しかも現在目の前にいる人物とうり二つに見えなくもない…それにしては目の鋭さが極端に違う、というか、こっちの方が見慣れているというか……そんな人物が現れた。
「キュリオス!いきなりダブルオー蹴っちゃだめだよ!」
「知らねーもん」
「もん、じゃないの!止めるにしてもやっちゃ駄目なことがあるんだってば!」
「っせーな…良いじゃねぇか、ちゃんと止めたぜ?これで、このガキにけしかけられてデュナメスボコッた埋め合わせ終了って事で良いだろ、アリオス」
この時点で、ガンダムはようやく現状についての見通しというか、納得が付いてきた。そういえば、エクシアがダブルオーになったように、それ・びーメンバーのおおよそが色々な変化を経たのだった。あまりに普通にあることだったから忘れてたけど。
そんな自分の視線の先で、『元』キュリオスは、つ、と『現』キュリオスを見た。
「…後でセラヴィーに怒られるよ?」
「殴り倒せば良いじゃねぇか」
「…多分無理だと思うけどなぁ……っていうかキュリオス、下!下ぁ!」
「下…?あ、このガキか」
「早く降りてあげて!」
…何とも騒がしさがパワーアップしているらしかった。
頑張れガンダム!君しかこの学校の生徒を纏め上げられる人はいない…多分。
「いや、これって元からオレの地位だし…っていうか、生徒会長になりたいなら選挙に出たらど……」
「オレが生徒会長だ!」
「わー!やっぱ話聞いてくれてないしーっ!」
ちょっと勘弁してくださいと頭を抱え、救いを求めて辺りを見渡したのだが……実に薄情なことに、生徒会室にいたきゃのっ八及びきゃの九はみて見ぬふり、シャアに至ってはみて見ぬふりをせずにヒラヒラとハンカチを振っている。…お前にとってオレは売られていく子牛か何かか。ほんの少し、微かに黒い炎が燃えた気がした。
……とにかく、だ。
助けてくれそうな女性陣が今まさに自動販売機までジュースを買いに行っているという現状において、誰の助けの手を期待するわけにも行かないらしい。
全く、何て不条理な世界。
はぁ…と息を吐いて、あれ?と首を傾げた。
そう、そうなのだ。
助けてくれる人が誰もいない、のだ。
「デュナメスは?何かいないみたいだけど」
「置いてきた」
「置いてきたって…そーか、置いてきたんだ…」
「邪魔されるからな」
「…どうして邪魔されるか考えたことはある?」
「無い」
「だろーねー…」
きっぱりと言い切られて、ガンダムは何とも言えない気持ちになった。
それから彼に呼びかけようとして、その一瞬前につい先日処理した書類のことを思い出して、出てきかけていた名前を引っ込めた。
代わりに、新しい名前を口にする。
「ダブルオー、ふと思うけど、こういう事する暇ってあるの?」
「作っているから良いんだ。作れなかったら来ない」
「優先順位は一番上って事じゃない、と…」
「作るためなら宿題を行う時間も削る。小テスト勉強もだ」
「どうせ家でやってきてるんだろー。なら問題ないよ」
何だかんだといっても、結局彼は真面目で普通の生徒なのだから。
まぁ…真面目、というのは正しくても、普通、というのは違う気がするが。それでも、毎昼休み及び毎放課後ごとに生徒会室に押しかけてくることさえ除けば、普通の生徒だとは思うけれど。除くのが難しいだけであって。
本当に、これさえなければ良いのになぁと思いながら、今日はどうやってやり過ごそうかと思っていたときに、『その人』はやってきた。
たったったったっ…と足音を立てて走ってきた『その人』は辿り着くや否や、生徒会室入り口当たりに立っていたダブルオーの、その無防備な後頭部めがけて唐突に跳び蹴りを食らわせたのである。
これには、ガンダムだけでなく傍観者と化していた他三名も驚いた。
呆然としていると、うつぶせに倒れたダブルオーの後頭部を踏みつけたまま、そのオレンジ色の長い髪を補足縛り上げている人物は口を開いた。
「ガキ、いい加減に勝手な行動してんじゃねーよ」
「…勝手じゃない。もうこれは習慣として皆に認められている」
「オレ様は認めてねぇな」
「お前は最近入ってきたからカウント外だ」
「…よし、表に出ろや」
「断る。別にケンカがしたいんじゃない」
目の前の光景に思考が追いつかずに唖然としていると、今度はパタパタと駆けてくるような足音が近づいてきた。
そして、現れたのもオレンジ色の髪の、しかも現在目の前にいる人物とうり二つに見えなくもない…それにしては目の鋭さが極端に違う、というか、こっちの方が見慣れているというか……そんな人物が現れた。
「キュリオス!いきなりダブルオー蹴っちゃだめだよ!」
「知らねーもん」
「もん、じゃないの!止めるにしてもやっちゃ駄目なことがあるんだってば!」
「っせーな…良いじゃねぇか、ちゃんと止めたぜ?これで、このガキにけしかけられてデュナメスボコッた埋め合わせ終了って事で良いだろ、アリオス」
この時点で、ガンダムはようやく現状についての見通しというか、納得が付いてきた。そういえば、エクシアがダブルオーになったように、それ・びーメンバーのおおよそが色々な変化を経たのだった。あまりに普通にあることだったから忘れてたけど。
そんな自分の視線の先で、『元』キュリオスは、つ、と『現』キュリオスを見た。
「…後でセラヴィーに怒られるよ?」
「殴り倒せば良いじゃねぇか」
「…多分無理だと思うけどなぁ……っていうかキュリオス、下!下ぁ!」
「下…?あ、このガキか」
「早く降りてあげて!」
…何とも騒がしさがパワーアップしているらしかった。
頑張れガンダム!君しかこの学校の生徒を纏め上げられる人はいない…多分。
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