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犬は虐められてこそとは言いませんが。
まぁ、こういうノリが欲しかったわけで。
046:目
「犬、僕の特徴を言ってみてください」
「ナッポー頭」
「良い度胸ですね…そこになおりなさい」
「ご…ごめんなさいれす骸さんっ!冗談だびょん!」
絶対零度の笑みを浮かべる骸に慌てて言って、それが少しだが収まったのを確認して犬は安堵の息を吐いた。特徴と言うから本当のことを言ったのに、やっぱりこれは禁句だったらしい。当然と言えば当然なのか。
だが、それ以外に特徴…といえば。
「あとは目くらいじゃないれすか?」
「目……あぁ、そういえば」
骸の目は左と右で色が違う。俗に言うオッドアイだ。
しかもそれだけではなく、右の目には文字まで浮かんでおり、その上その文字は使う能力によって姿を変える。
これを特徴と言わずになんと言うべきか。
「…ところで骸さん、何で突然そんな話をするびょん?」
「これですよ、これ」
そう言って骸が差し出したのは一枚の紙切れ。
受け取ってみてその文面を読んで、犬はえぇ?と首を傾げた。
「調査票…って、ボンゴレのれすか?」
「その通りです。沢田家光がボンゴレやヴァリアーの幹部のプロフィールを作ろうなどと変なことを言い出しましてね……何が楽しいのか分かりませんが、命令となっては聞くしかないのです」
全く、思いつきというのには毎回困らされますね。
ため息を吐いて骸は『特徴』とある欄に『オッドアイ』と書いた。
「犬、もしかしたら貴方たちの方にもこの紙が行くかもしれません。考えておいた方が良いかもしれませんよ?」
「……そうするびょん」
「良い返事です」
家光ならこういうこともやりかねないと思う。
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