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ようやく、折り返し地点までやってきました。
長かった…けど、これからまだあと半分有るのですね。



050:捕縛



「ったく……どこのどいつだ、こんなバカなマネしやがったのは」
「同感だぜ、コラ!」
「…ま」
 壁部分にもたれながら、リボーンは欠伸をかみ殺した。
「そろそろ着く頃か?」
「着いた瞬間に目に物を見せてやるぜ、コラ!」
 不機嫌そうにそう呟くコロネロにその通りだと頷いて、リボーンは揺れるトラックの心地よさに目を閉じた。気を抜けば眠ってしまいそうなくらいのリズムだ。
 しかし、睡魔に負けるわけにはいかない。自分が睡魔に負けてもコロネロは起きているだろうし一人でも問題ないだろうが、それでは自分の気が収まらないのである。自分も相手に思い知らせなければやっていられない。
「まさかアルコバレーノに手を出そうなんて輩がいるとはな」
「どうせ何も知らない弱小の仕業だろ、コラ!…バカな話だぜ」
「その報いはキッチリしてやるがな」
 ボンゴレに関わりがあるからどうのこうのと、身の程も知らずに行動を起こしたのだろう何者かたちには同情の余地はない。ボンゴレに手を出すことも然り、知っていようといまいとアルコバレーノに手を出したことも然り。
 たまにこういうバカがいるから困った物なのである。
 ボンゴレに売られたケンカなら、わざわざ自分たちで片を付ける事はない。綱吉くらいに伝えて、あちらでどうこうさせた方が楽だ。
 けれども今回はそうはいかないのである。
 そんなことをしていて、こちらの気など済むわけもない。
 トラックが止まったのを感じたリボーンは懐から銃を取り出し、コロネロは貸したレオンにライフルの形を与えてニマリと笑っていた。
 準備は互いに万全だ。
「さて、思い知らせてやるか」
「当然だぜコラ!」
 ……そして、トラックの扉が開く。







アルコバレーノ拉致とか、本当に馬鹿だと思います
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