途美学園 ある日の授業風景④

拍手再録です。

オーナー、ちゃんと仕事しようよ！

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ヴ「暇なのよね……。ティエリアは連れ出すのが難しいし、アレルヤはハレルヤとミハエル……あぁ、今日は留美もいるんだっけ……あの三人のガードを破らないといけないし。刹那は……ロックオンが当たってるから無理ね」

ラ「暇だ暇だと言うのなら、手伝え」

ヴ「嫌よ。面倒だもの」

ラ「…そうかい」

リ「ラッセさん～、飲み物持ってきました…………って、ヴェーダさん！？」

ラ「彼女は暇なんだそうだ。相手をしてやれ。俺は草むしりがまだ終わらんからな」

ヴ「話を変えるけど、ラッセ、麦わら帽子に首からてぬぐい、結構似合ってるわよ？」

ラ「……」

ヴ「無視か……ま、いつものことよね」

リ「ていうかヴェーダさん、ここにいていいんすか？スメラギさんたちが探してましたけど……」

ヴ「…？どうかしたのかしら……あぁ、なるほど」

リ「理由、分かったんすか？」

ヴ「さっき、あの廊下を泣きながら歩いている教師を見たの。二人ほどね。多分あの二人、辞職を申し出に行ったのよ。でも、それには学園オーナーである私の許可が必要だからね」

リ「……また、辞める人が？」

ヴ「でしょうね。あの教師たちは……そうそう。二年Ｃ組と、三年Ｃ組とＤ組の合同授業の担当だったかしら。この時間は」

リ「ってことは、ハレルヤとティエリア？」

ラ「だろうな。マリナも絡んでいるかもしれん。ヴェーダ、早く行って楽にしてやれ」

ヴ「そうよね。じゃ、また来るわ。暇だし」

ラ「……来なくていい」

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学園所持者は、たまに仕事中の人の所へ遊びに来ます。