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著しくイメージが違うかも知れないですが、あしからず…。
最近、どんな相手にでも「またのご利用お待ちしております」的なことを言える相談員さんが凄い人だと思えるようになってきた……。
「僕には大切な大切なパートナーがいるんです。とっても優しい彼は、実は恋をしています。くっつけてあげたいんですけど、周りには敵が多くて……というか、ほとんどライバルで。僕には何が出来るでしょうか?」
―――難しい質問ですね。
「やっぱりそうですよね……でも、先の通りの状況なので……どうしても、こういうところにしか話をできないんです」
―――味方は、一人もいないのですか?
「……微妙です。彼を良くお酒に誘っている女性は面白がっていますし、僕をメンテナンスしてくれる男性は傍観を決め込んでいますし……」
―――メンテナンス?
「あ……その……こっ、言葉のアヤです!」
―――そういうことにしておきましょう。で?味方が皆無なのは何となく分かりました。そんな中で、貴方は何をしているんですか?
「僕は、その人を彼の所に連れて行ったりとか……出会いの場を作ってます」
―――なら、後はパートナーさん次第では?
「でも、妨害が入るんです」
―――妨害?
「主に、仕掛けてくるのは三人です」
―――どういうことをされるのですか?
「一番年少の人は、その人に引っ付いてきます」
―――二人きりにさせないと?
「眼鏡の人は、パートナーに仕事を押しつけてきます」
―――それは大変な……。
「それから……その人の片割れは、その人を隠してしまうんです」
―――片割れ……ということは、双子ですか?それで、入れ替わって惑わせる……?
「そんなところです。僕もパートナーも、後ろ姿でも見分けがつきますけど……隠されてはどうしようもない」
―――手強そうですね。
「たまに成功するのだけが救いです」
―――もっと策を練ってみれば?敵も人の子。隙くらいあるでしょう。
「……一人、人間か不安なのがいますが。あの眼鏡が……そうだよ、アイツが一番邪魔なんだよ。データバンクに直接リンクできるからって、どうして監視カメラの情報まで持ってるんだよ。特権乱用しすぎなんだよあの眼鏡……」
―――あの?
「……小さなアイツだってそうだよ。小さいくせに態度だけは大きくて。あんな性格でよくもまあ近所づきあいとかできるというか。お隣さんがとても可哀想だよ。ていうか、どうしてあんなに自分の機体が好きなんだよ。もうオタクの域じゃないか……」
―――えっと……。
「それに片割れな彼だってそうだ。一番近くにいるからって、どうしてあんなに独占欲が強いのかそれを僕にちゃんと教えてくれないかな。ずっと気になっていたんだよ。どういう資格があってなのかを聞き出さないとね。あのチンピラが……」
―――すみませーん。
「……あっ!……すみません、つい…」
―――先ほどの発言は聞かなかったことにしましょうか?
「あ、お願いします……僕としたことが……折角、言語ソフトをプログラミングしてもらったのに……これじゃあ、最後の最後で台無しになってしまうところだった……」
―――?
「とっ…とにかく!何か効果がある手は…!?」
―――裏の裏をかくことしか、出来ないと思うのですが……。
「そう……ですか。そうですよね。はい…頑張ります。ありがというございました」
―――またのご利用をお待ちしております。
相談員さん、お疲れ様……。
以下、反転です。
今回の相談者は、ハロです。オレンジの方のハロ。
多分、彼は愚痴とか色々聞いてて、だからああいうことを言ったのです。
ロックオンとは違って、はき出す場所がないので、たまっちゃった……という?
ちなみに、言語プログラムはクリスティナ作です。