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ミルフィを書いてみよう的な。ブルーベル、デイジー、桔梗のお話です。
036:仮面
「これが新しい真・六弔花なんだね……」
「にゅ……でも、これってさ」
丸いテーブルの上に乗ったそれを見て、ブルーベルは眉を寄せた。
「人間じゃ無いじゃん」
「けど、白蘭様はこれが新しい仲間だって言ってた、よ?」
「言ってたけど!でも人間じゃ無い上に動物でもないじゃん!これでどうやってボンゴレの奴らと戦うのよ!?」
「し……知らないよ!」
「何で知らないのよ!真・六弔花のくせに!」
「知らないから知らないんだよ!っていうかそれ言うならブルーベルも同じでしょ!?」
「二人とも、何を騒いでいるんですか?」
と。
不意に会話に加わってきた別の声の方に、デイジーと共に顔を向ける。
見れば、そこにあったのは呆れ顔のブルーベルたちのリーダーの姿があった。
「トリカブトがどうかしたのですか?」
「にゅ?トリカブト?」
「その仮面の名前ですよ」
「へぇ……トリカブトって言うんだ」
「でも、仮面何かに名前付けてどうするのよ。とゆーか、だから、何でこんな仮面が私たちの仲間になってるの!?」
「あぁ、騒いでいた理由はそれですか」
こちらの叫びを聞いた桔梗が、くすりと笑った。
「ブルーベルとデイジーには言っていませんでしたかね。トリカブトは確かに仮面ですが、依り代を与えれば私たちと一緒に戦闘に参加することも可能なのです」
「寄生虫みたいだね」
「きせっ……!?……いえ、まぁ、いや、確かにそうかもしれませんけど……もっと言い方ありませんか……?」
新しく仲間になる相手なのですからと、困り顔で言葉を続ける彼を前にして、ブルーベルは問題発言をかましたデイジーと顔を見合わせ、肩を竦めた。
しかし、トリカブトって、最初はどんなのだったのでしょう。仮面だけ?それとも誰かにくっついた状態でやって来たのですかね?
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