式ワタリによる、好きな物を愛でるブログサイト。完全復活目指して頑張ります。
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これ…ちゃんと最後までいけるのか…?
アニメの方はTV編はあと一話で終了。全て視聴したことになるんだけど…。
こっちが最後まで行けるように頑張ろう。
何と言うか、自分のパイロット……トロワは、どうしてこんなに無茶をしてくれるんだろうと、ヘビーアームズはしみじみと思った。他の所もこうだとしたら……これからが大変そうな気がする。そのうち、地球上……いや、宇宙を含めた全世界の物資まで自分たちの修理で使い尽くしてしまいそうな……それは言い過ぎだけど。
というか、である。いくら自分が道化師で、何も言わずに行動するのが仕事とはいえ……色々と、物申したいことがあるのだが。
一つ。一機だけでこんな敵陣に突っ込むな。
二つ。弾切れになっただけで死を予感するな。
特に二つめ……ナイフで何体も切り捨てていたトロワのくせに、そんなことを言う資格はハッキリ言って、無い。あったら逆に怖いくらいだ。
一つめはまぁ、他の仲間と合流できて『いなかった』から、仕方ないと言えば仕方ないのだろうけど。
そう、『いなかった』。
つまりは過去形。
「大変だったね…まさか、突然戦い合いになるなんて思わなかったよ…」
目の前に、サンドロックがいるから。
動きを止めた自分たちのコクピットから出て、何かを離しているパイロット約二名を見下ろしながら、本体の肩に座ってほうと息を吐く。
本当に一時はどうなることかと思ったけれど……まぁ一応、互いに和解はしてくれたようなので警戒はしなくても良いだろう。いざとなったら、こちらで強制停止を掛けるつもりだったけれども。
「ところで、ヘビーアームズ…怪我はない?」
「……」
「弾丸が無くなっただけ?そっか、それは良かったよ」
無言で首を振れば、ふふっと笑って同じく本体の肩に座っていたサンドロックは、ひょいっと立ち上がった。
それから軽く伸びをして、一言。
「とりあえず君とは本体ごと出会えたけれど……他の三人はどうしてるかなぁ…」
「……」
「え?通信?それがね…ナタクの方は繋がっても何かその……」
「……」
「そう、戦ってばかりなんだ。らしいといえばらしいんだけど…邪魔しちゃ悪いし」
「……」
「ウイングとデスサイズ?あの二人は連絡が付かないんだよね……」
「……」
「心配かと訊かれるとそうだなぁ……あの二人だし、あまり気にしなくても良いよね」
目を見るだけで言いたいことを分かってくれる彼は、やっぱり話し(?)やすい相手だ。ウイングも、デスサイズも、ナタクまでもがそうだというから、やっぱり仲間たちは話しやすくて助かる。折角会えてもコミュニケーションが出来ないというのはもの悲しいところがあるので、本当に感謝している。
あまり喋らない自分にもまぁ……問題はあるんだろうけど。
「……」
「後ろの軍勢?マグアナック隊の事?仲間だから安心してよ」
「……」
「予定?…そこはカトル次第かな。あと、そっちのパイロットさん次第」
「…?」
「…そっか、ヘビーアームズはカトルを知らないんだよね。…僕のパイロットの名前。そっちのパイロットさんの名前は?」
「……」
「トロワか…うん、覚えたよ」
こちらも覚えた、と頷いて、ヘビーアームズも立ち上がった。
そして一瞬後、ヘビーアームズはサンドロックの直ぐ傍に現れていた。
飛んだわけではなく、忽然と。
これは自分がただ今、精神体であることに起因する。精神体は実体ではないので、どこにでも好きなように現れることが出来るから。瞬間移動のようなもの…ではないが。あれは物質が瞬間的に移動することなので…多分。
唐突な行動に驚いた様子のサンドロックをジッと見つめ、それから、ヘビーアームズは。
「……会いたかった」
一言呟いて、ギュッと抱きついた。
虚を突かれたような顔をしていた彼だったが、直ぐに我に返ったのか、小さく笑い声を零しながら、ヘビーアームズの髪に触れた。
「僕も会いたかったよ、ヘビーアームズ」
「……」
「もう黙っちゃうの?……折角、話してくれたのに」
クスクスと笑いながらも残念そうに言う彼に、返事とばかりに、ヘビーアームズは抱きしめる力をを強めた。
パイロットたちは色々凄いからなぁ…。
というか、である。いくら自分が道化師で、何も言わずに行動するのが仕事とはいえ……色々と、物申したいことがあるのだが。
一つ。一機だけでこんな敵陣に突っ込むな。
二つ。弾切れになっただけで死を予感するな。
特に二つめ……ナイフで何体も切り捨てていたトロワのくせに、そんなことを言う資格はハッキリ言って、無い。あったら逆に怖いくらいだ。
一つめはまぁ、他の仲間と合流できて『いなかった』から、仕方ないと言えば仕方ないのだろうけど。
そう、『いなかった』。
つまりは過去形。
「大変だったね…まさか、突然戦い合いになるなんて思わなかったよ…」
目の前に、サンドロックがいるから。
動きを止めた自分たちのコクピットから出て、何かを離しているパイロット約二名を見下ろしながら、本体の肩に座ってほうと息を吐く。
本当に一時はどうなることかと思ったけれど……まぁ一応、互いに和解はしてくれたようなので警戒はしなくても良いだろう。いざとなったら、こちらで強制停止を掛けるつもりだったけれども。
「ところで、ヘビーアームズ…怪我はない?」
「……」
「弾丸が無くなっただけ?そっか、それは良かったよ」
無言で首を振れば、ふふっと笑って同じく本体の肩に座っていたサンドロックは、ひょいっと立ち上がった。
それから軽く伸びをして、一言。
「とりあえず君とは本体ごと出会えたけれど……他の三人はどうしてるかなぁ…」
「……」
「え?通信?それがね…ナタクの方は繋がっても何かその……」
「……」
「そう、戦ってばかりなんだ。らしいといえばらしいんだけど…邪魔しちゃ悪いし」
「……」
「ウイングとデスサイズ?あの二人は連絡が付かないんだよね……」
「……」
「心配かと訊かれるとそうだなぁ……あの二人だし、あまり気にしなくても良いよね」
目を見るだけで言いたいことを分かってくれる彼は、やっぱり話し(?)やすい相手だ。ウイングも、デスサイズも、ナタクまでもがそうだというから、やっぱり仲間たちは話しやすくて助かる。折角会えてもコミュニケーションが出来ないというのはもの悲しいところがあるので、本当に感謝している。
あまり喋らない自分にもまぁ……問題はあるんだろうけど。
「……」
「後ろの軍勢?マグアナック隊の事?仲間だから安心してよ」
「……」
「予定?…そこはカトル次第かな。あと、そっちのパイロットさん次第」
「…?」
「…そっか、ヘビーアームズはカトルを知らないんだよね。…僕のパイロットの名前。そっちのパイロットさんの名前は?」
「……」
「トロワか…うん、覚えたよ」
こちらも覚えた、と頷いて、ヘビーアームズも立ち上がった。
そして一瞬後、ヘビーアームズはサンドロックの直ぐ傍に現れていた。
飛んだわけではなく、忽然と。
これは自分がただ今、精神体であることに起因する。精神体は実体ではないので、どこにでも好きなように現れることが出来るから。瞬間移動のようなもの…ではないが。あれは物質が瞬間的に移動することなので…多分。
唐突な行動に驚いた様子のサンドロックをジッと見つめ、それから、ヘビーアームズは。
「……会いたかった」
一言呟いて、ギュッと抱きついた。
虚を突かれたような顔をしていた彼だったが、直ぐに我に返ったのか、小さく笑い声を零しながら、ヘビーアームズの髪に触れた。
「僕も会いたかったよ、ヘビーアームズ」
「……」
「もう黙っちゃうの?……折角、話してくれたのに」
クスクスと笑いながらも残念そうに言う彼に、返事とばかりに、ヘビーアームズは抱きしめる力をを強めた。
パイロットたちは色々凄いからなぁ…。
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