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いらっしゃいませマイスター!も、これで終わりです…。
が、ちょっと番外編も書きたいなぁとか思ってたり…。
「……本当にここで良いのか?」
「あぁ。相手からの指定ポイントはここだ」
頷いて、ティエリアは辺りを見渡した。
ここは無人島。以前に留美の所有していた無人の島にいたことがあったが、丁度そんな感じの島だった。こぢんまりとしていて一日もせずに島を一周できるような場所。ただし、あくまで『そんな感じ』というだけで同じではない。
そして、そこにティエリアと刹那はいた。
イノベイターというかリジェネから脳内に直接『この場所に来て』と連絡があったのは、つい一時間前の話。そして、相手がイノベイターなので、ティエリアがこの場所に来たのだった。ライルの方はトレミーのために留守番をしてもらうことになった。まぁ、トレミーにも武装はあるから彼一人でもどうにかなるだろう、多分。
もちろんこの話が罠である可能性もある。だからこその刹那だ。ダブルオーライザーは反則級……いや、間違いなく反則な強さなので、これさえあればおおよそは問題ない。ふいさえつかれなければ、逆にこちらが相手を殲滅できるくらいはいける。
さて…彼らはちゃんとアレルヤを返してくれるのだろうか?ティエリアは腕を組みながら思った。そういえばあちらに彼がいることさえ確認できていないのだ。いなかったらいなかったでイノベイターを殲滅すればいいが。
などと思考に没頭していると、とん、と叩かれる肩。
「……来たぞ」
見れば、確かにやってくる機体が見えた。二機……ほど。仮に戦いになったとしても、これならばどうにかできるはずだ。
などと状況分析をしている間に機体は砂浜の上に降り、コクピットが音を立てて開いた。
「刹那!ティエリア!」
そこから最初に顔を覗かせたのは、待ち人であるオッドアイの青年。何故か肩から掛けるバッグを持っていて、服装はシャツにジーパンというラフな格好だった。
とても嬉しそうな笑顔を浮かべていたアレルヤが砂浜に飛び降りてくるのを待って、ティエリアと刹那は約一ヶ月間会っていなかった仲間の元へと駆け寄った。
「アレルヤ……久しいな」
「ふふっ…一ヶ月ぶりだものね」
「何か彼らに変なことはされなかったか?迷惑とかは」
「いいや?買い物に行ってくれたり洗濯物をたたむのを手伝ってくれたり、結構のんびりさせてもらったよ?」
「……洗濯物?」
「うん。あ、あとそれから昨日はみんなでクッキー作ったんだ。お土産にいくつか持って帰ってるから、良かったら後で食べる?……刹那?ティエリア?」
無邪気な笑みのアレルヤを、ティエリアは呆然と見るしかなかった。どうやらそれは、視界には入っていなかったが刹那も同じ事だったらしい。
だってまさか。まさか、イノベイターを、連邦を裏から操っている、つまり今の世界の頂点に立っているような存在に……買い物に洗濯物にクッキーなどと。頂点だとかいう自分たちにとってはどうでも良い事柄を差し引いても、相手は敵だというのに。…まさか気付いていないと言うことはないだろうし。
「折角の再会だというのに、貴方たちは何をしているんです?」
「そーよ。そんな態度しか取れないなら、私たちがアレルヤ連れて帰るから」
ざっ、という音と共に新しく砂浜に降り立った両機のパイロットの声に、ハッと我に返る。そうだ。これはとても久しぶりの再会だった。なのにこんなことに驚き固まってしまうなど……それもこれも、そもそもは誘拐なんてしたイノベイターが悪いのだ。
少しイノベイターに対する敵意を燃やしていると、アレルヤがくるりとかの二人の方を振り返った。
「リヴァイヴ、ヒリング……そういう事は言わないの」
「ですがアレルヤ、やはり僕は納得できません。どうして帰るんですか?」
「あっちに行ったら私たちと敵になっちゃうのに。それに、あまり会えなくなるし」
「二人とも……うん、気持ちは嬉しい」
「なら」
「でもダメだよ。僕はCBのガンダムマイスターなんだから」
ね?と続いた彼の言葉に、しゅんと項垂れる二人のイノベイター。
え、これって一体何だと混乱していると、とても申し訳なさそうなアレルヤの声が耳に届いた。が、ちょっと今までの衝撃が強すぎて上手く理解できない。
「いつか戦うことがあるかも知れないけど、その時はお互いに手を抜かないようにしよう?それは、相手に失礼だから」
「……分かりました。代わりと言っては何ですが……たまには遊びに来てください。連絡を下されば迎えに行きますから。ガデッサで」
「あ、あと私たちが遊びに行っても良い!?ちょっとで良いから!」
「大丈夫だよ。いつでも遊びにおいで」
そんな和やか?な会話の後、アレルヤと二人は抱擁を交わし……そして、イノベータイたちは去っていった。
大きく手を振って見送るアレルヤを見て、とりあえず思う。
……勝手に遊びに来させるような約束はどうだろう。
最後のは、ティエもこんな状況は想像できていなかったので混乱してるんです。
ちなみに番外編は、本編でちょっとだけ触れた、ブリングとデヴァインがふたりで 買い物に行く話。…出来たらいいなぁ。
いつも、小説を見させて頂いております♪
お願いというかリクなのですが、
この、「いらっしゃいませマイスター!」の
番外編で、CBに訪問した、イノベイター達の
お話を見たいのですが、宜しいでしょうか?
迷惑だったりするのなら、書かれなくて
いいのですが、可能であれば、
宜しくお願い致します!
これからも、コメントするかと思われますが、
宜しくお願い致しますw
応援させて頂きますo(≧∀≦)o
CBに訪問するイノベーターですね!頑張らせていただきたいと思います!
これからも「晴時々歌の雨」、よろしくお願いしますね。