式ワタリによる、好きな物を愛でるブログサイト。完全復活目指して頑張ります。
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いらっしゃいませマイスター!
の続編です。イノベイターがトレミーに来る話。
多分、空白の四ヶ月間の間の話か…。
とりあえず言えることは、マリーではなくてソーマであると言うことです。
朝、起きたソーマは素速く身支度を調えて部屋を出た。この辺りの行動が速くなってしまうのは、やはり軍にいたときからの習慣だろうか。
などと思いながら食堂へと辿り着き、ドアを開いて足を踏み入れ…ようとして固まった。
「あ。おはよう、マリー」
そこにはニコリと微笑むアレルヤと。
「ここのご飯って結構美味しいわねぇ」
「そうですね……ってリジェネ!勝手に僕のデザートを取らないでください!」
「良いじゃないか別に。取っても何が減る物でもないし」
「いや…減ってるだろう。リヴァイヴのデザートが」
何か色とりどりの髪の誰かさんたちがいた。
これって一体どんな状況?と混乱したまま呆然と立っていると、アレルヤは不思議そうな顔をした。どうしてこんな態度を取っているのかが分からないらしい。
「どうかしたの?」
「……何なんだ」
「え?」
「この状況は何なんだ……」
どうにかその言葉を絞り出すと、見知らぬ四名を見て、あぁ、と納得したようだった。ようやくこちらの疑問や戸惑いに気付いてくれたらしい。感謝なんて覚えない。むしろ、気付くのが遅いんと怒鳴りたい気分だった。
そんな自分の思いもつゆ知らず、再び笑顔を浮かべてアレルヤは口を開いた。
「紹介するね。順に、ヒリング・ケア、リヴァイヴ・リバイバル、リジェネ・レジェッタ、ブリング・スタビティだよ。イノベイターの面々なんだ」
「へぇ……え?」
何か今、凄く聞き捨てならない言葉が入っていた気がするんですが。
呆けてしまったソーマを、しかし気にすることなく(というか色々と分かってない)、アレルヤはただ今紹介のあったメンバーの方を向いた。
「みんな、彼女がマリー・パーファシー……といっても、今はソーマ・ピーリスの人格なんだけどね。僕と同じ超兵だよ」
「あのコが?ふぅん……ってあれ?ソーマってアロウズにいなかったっけ?」
「そういえばいましたね。会った記憶はありませんが、確か戦死したと……」
「ちょっと待て!」
ヒリングとリヴァイヴの会話の中の『アロウズ』や『戦死』などといった単語から、どうにか現実に引き戻されたソーマは、そのままツカツカとアレルヤの元へと大股で歩み寄り……ガシッと彼の肩を掴んだ。それも力一杯だったので、どうやら痛むらしく眉が微かにしかめられたが、もうそんなのどうだって良い。
ようやく、先ほどからの言葉の断片が繋がって現状把握が出来てきた。
「ちょっと!アレルヤに何してるの!?」
「良いんだよヒリング…で、ソーマ…何を訊きたいの?」
ヒリングが叫びソーマとアレルヤとを引き離そうとしたが、アレルヤはそれを止めてこちらに真剣な目を向けた。
話が早い相手は嫌いではない。少しだけ手の力を抜いた。
「…アレルヤ・ハプティズム、この四人はイノベイターだと言ったな…本当か?」
「本当だよ。彼らはイノベイターだ」
「では、何故そんなヤツらと知り合いなんだ」
返答によっては、たとえ今は身の内で眠っているマリーと親しい者であろうとも。
さぁ、どうなんだ?と視線で答えを促せば、アレルヤは苦笑を浮かべた。
「えっとね、誘拐されちゃったから」
「………………………は?」
「ちょっと前に誘拐されちゃってね、それで知り合いになったんだ。あ、ちゃんと仲良しだから大丈夫だよ?情報交換なんてのもしてないから問題ないし」
何でもないように……実際彼には何でもないのだろうが、簡単に紡がれた言葉の内容に、ソーマはガクリと床に手をつきたくなった。が、そうなるまいと持ちこたえ、それでも体は脱力してしまって手は彼の肩から離れた。
つまり、誘拐されて連れて行かれた先で、誘拐犯と友達になったというワケか。
……普通は有り得ないぞ、そんなこと。
「お前、どこまで気の抜けたヤツなんだ…」
「え?僕って気、抜けてるかな…?」
ポツンと呟けば首を傾げ、腕を組んで考えるアレルヤ。
が、当人ではなくて納得したのは周りだった。
「抜けてるかどうかは分からないけど、うん、ドジではあると思うよ」
「あと天然ね。天然過ぎて困るくらい天然」
「面倒見は良いのですけれどね……」
次々とソーマの言葉に賛同するイノベイターたち。何も言わないがブリング、というらしい彼も同意見のようだった。
敵だが、敵対していないときは意外と話せるのかも知れない。彼らの反応を見てそう判断したソーマは、最初の疑問へと立ち返った。
即ち、現状についての。
「では、どうして彼らはいるんだ?」
「あ、それは簡単なことさ」
パク、と先ほどリヴァイヴから奪ったデザートを食べながら、答えたのはリジェネ。
「僕ら、暫くこっちにお泊まりするんだよ」
リボンズとデヴァインがいませんが、彼らは後に来る予定です。
などと思いながら食堂へと辿り着き、ドアを開いて足を踏み入れ…ようとして固まった。
「あ。おはよう、マリー」
そこにはニコリと微笑むアレルヤと。
「ここのご飯って結構美味しいわねぇ」
「そうですね……ってリジェネ!勝手に僕のデザートを取らないでください!」
「良いじゃないか別に。取っても何が減る物でもないし」
「いや…減ってるだろう。リヴァイヴのデザートが」
何か色とりどりの髪の誰かさんたちがいた。
これって一体どんな状況?と混乱したまま呆然と立っていると、アレルヤは不思議そうな顔をした。どうしてこんな態度を取っているのかが分からないらしい。
「どうかしたの?」
「……何なんだ」
「え?」
「この状況は何なんだ……」
どうにかその言葉を絞り出すと、見知らぬ四名を見て、あぁ、と納得したようだった。ようやくこちらの疑問や戸惑いに気付いてくれたらしい。感謝なんて覚えない。むしろ、気付くのが遅いんと怒鳴りたい気分だった。
そんな自分の思いもつゆ知らず、再び笑顔を浮かべてアレルヤは口を開いた。
「紹介するね。順に、ヒリング・ケア、リヴァイヴ・リバイバル、リジェネ・レジェッタ、ブリング・スタビティだよ。イノベイターの面々なんだ」
「へぇ……え?」
何か今、凄く聞き捨てならない言葉が入っていた気がするんですが。
呆けてしまったソーマを、しかし気にすることなく(というか色々と分かってない)、アレルヤはただ今紹介のあったメンバーの方を向いた。
「みんな、彼女がマリー・パーファシー……といっても、今はソーマ・ピーリスの人格なんだけどね。僕と同じ超兵だよ」
「あのコが?ふぅん……ってあれ?ソーマってアロウズにいなかったっけ?」
「そういえばいましたね。会った記憶はありませんが、確か戦死したと……」
「ちょっと待て!」
ヒリングとリヴァイヴの会話の中の『アロウズ』や『戦死』などといった単語から、どうにか現実に引き戻されたソーマは、そのままツカツカとアレルヤの元へと大股で歩み寄り……ガシッと彼の肩を掴んだ。それも力一杯だったので、どうやら痛むらしく眉が微かにしかめられたが、もうそんなのどうだって良い。
ようやく、先ほどからの言葉の断片が繋がって現状把握が出来てきた。
「ちょっと!アレルヤに何してるの!?」
「良いんだよヒリング…で、ソーマ…何を訊きたいの?」
ヒリングが叫びソーマとアレルヤとを引き離そうとしたが、アレルヤはそれを止めてこちらに真剣な目を向けた。
話が早い相手は嫌いではない。少しだけ手の力を抜いた。
「…アレルヤ・ハプティズム、この四人はイノベイターだと言ったな…本当か?」
「本当だよ。彼らはイノベイターだ」
「では、何故そんなヤツらと知り合いなんだ」
返答によっては、たとえ今は身の内で眠っているマリーと親しい者であろうとも。
さぁ、どうなんだ?と視線で答えを促せば、アレルヤは苦笑を浮かべた。
「えっとね、誘拐されちゃったから」
「………………………は?」
「ちょっと前に誘拐されちゃってね、それで知り合いになったんだ。あ、ちゃんと仲良しだから大丈夫だよ?情報交換なんてのもしてないから問題ないし」
何でもないように……実際彼には何でもないのだろうが、簡単に紡がれた言葉の内容に、ソーマはガクリと床に手をつきたくなった。が、そうなるまいと持ちこたえ、それでも体は脱力してしまって手は彼の肩から離れた。
つまり、誘拐されて連れて行かれた先で、誘拐犯と友達になったというワケか。
……普通は有り得ないぞ、そんなこと。
「お前、どこまで気の抜けたヤツなんだ…」
「え?僕って気、抜けてるかな…?」
ポツンと呟けば首を傾げ、腕を組んで考えるアレルヤ。
が、当人ではなくて納得したのは周りだった。
「抜けてるかどうかは分からないけど、うん、ドジではあると思うよ」
「あと天然ね。天然過ぎて困るくらい天然」
「面倒見は良いのですけれどね……」
次々とソーマの言葉に賛同するイノベイターたち。何も言わないがブリング、というらしい彼も同意見のようだった。
敵だが、敵対していないときは意外と話せるのかも知れない。彼らの反応を見てそう判断したソーマは、最初の疑問へと立ち返った。
即ち、現状についての。
「では、どうして彼らはいるんだ?」
「あ、それは簡単なことさ」
パク、と先ほどリヴァイヴから奪ったデザートを食べながら、答えたのはリジェネ。
「僕ら、暫くこっちにお泊まりするんだよ」
リボンズとデヴァインがいませんが、彼らは後に来る予定です。
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この記事にコメントする
ありがとうございます!!
こんにちは(・∀・)
前にコメントさせて頂いた蒼ですw
イノベイターの訪問話、
書いて下さってありがとうございます!
感激の極みです‥‥o(≧∀≦)o
お泊まり会になっていたので、続編が本当に
楽しみです♪ですが、マイスター達がいないので、
どうしたんでしょうか?
まだ、寝ているとか?知りたいですねw
リボンズが私は好きなのでいつ来るのかが
楽しみです!
確かに誘拐した人と誘拐された人、仲良くなるなんてアレルヤだから、出来る話ですよね♪♪
ソーマの「色とりどりの髪の誰かさん」という所に笑いました( ´艸`)ププ
続編、楽しみに待っていますw
頑張って下さい! 応援していますo(≧∀≦)o
前にコメントさせて頂いた蒼ですw
イノベイターの訪問話、
書いて下さってありがとうございます!
感激の極みです‥‥o(≧∀≦)o
お泊まり会になっていたので、続編が本当に
楽しみです♪ですが、マイスター達がいないので、
どうしたんでしょうか?
まだ、寝ているとか?知りたいですねw
リボンズが私は好きなのでいつ来るのかが
楽しみです!
確かに誘拐した人と誘拐された人、仲良くなるなんてアレルヤだから、出来る話ですよね♪♪
ソーマの「色とりどりの髪の誰かさん」という所に笑いました( ´艸`)ププ
続編、楽しみに待っていますw
頑張って下さい! 応援していますo(≧∀≦)o