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一番最初に上げる学パロの、内容が何というか学院名の由来ってどうなのだろうか。
けど、これはやっておかねばならないと思うので。
「質問」
「何ぞ。言うてみろ政宗」
「何でこの学校の名前が『日輪』なんだよ」
ワケ分からねぇ。
そう続けて、政宗はフェンスにもたれかかった。
ここは、学院の屋上。時間帯は昼休み。そう言うワケなので、何年生かなどという事は関係なく毎回通りのメンバーで昼食を取っている、ということなのである。
そうして今、何となく以前から訊いてみたかったことを口にしてみた。
何せ、目の前にいるのは生徒会長にして日輪を日々崇め祀っている男なのだから。
これで何の関係性も無いわけがない。というか関係があったらあったで言いたいことはたくさんあるのだが、無かったら無かったで現理事長にツッコミも入れたい気がするのだが。そんな事を思いながらじっと視線を注いでいると、しばしの沈黙の後に何でもないように現生徒会長は、す、とこちらを見返してきた。
「我の代が一期生であることは知っておるな」
「あぁ、知ってるぜ。俺らが二期生だろ」
つまり、現一年生は三期生という事である。
「その通り。そして、実は我らが入った頃に、はまだ学院の正式名称が決まっておらなんだのだ」
「…は?」
声を上げたのは慶次だった。
ぽかんとした表情で、見れば手からサンドイッチが落ちかけている。受け止めるべきかと思ったが、さり気なく元親が取っていたから手は出さないことにして。
とりあえず、話に集中することにした。
「てか、そんなんで学校成り立つのかよ」
「だよねぇ…募集要項とかどうしたんだろ」
「確か『~学院(仮)』じゃなかったか?」
「マジで?」
「マジもマジなのよって。全く、あれ見たときは何の冗談かと思ったよ」
佐助も同意して、苦笑を浮かべた。
「けどまぁ、そんなトコに入っちゃってる俺様たちもアレだよねぇ」
「何を言う!この学院にはお館様も勤務してらっしゃるのだぞ!それをこんなトコなどと……ッ!」
「あー、ちょっとユッキーはクールダウンして。話進まないから」
「しかし…ッ!」
「この団子やるから大人しくしとけや」
「…うむ」
元親が差し出した団子を受け取り本当に大人しくなる幸村に呆れながら、改めて元就の方に視線を向けた。生徒会長様は、話の腰が盛大に折られていることが気に入らないのか、何となく不機嫌な表情だ。
「…んで、一期生ってのと学院の名前がなかったのと何の関係があんだ?」
「うむ」
話の主導権が戻ってきたことに気をよくしたのか、少しばかり機嫌を戻した。
「早急に決めようとは思ったらしいのだがな、教師どもの意見が尽く違いすぎていたために纏まらなかったらしいのだ。そうして、苦肉の策が出た」
「What?何だそれ?」
「生徒に決めさせろ、という策ぞ」
その言葉に。
政宗は、話の続きが容易に想像できた。
「…アンタか。アンタが決める役になったのか」
「その通り。入学試験で一位という栄光を掴んだ者が命名の権利を得た」
「……………そんで日輪か」
それは…果たして幸運だったのかどうなのか。
多分、幸運だったのだろう。場合によってはもっと別の有り得ない名前になっていた可能性もあるのだから。それが生徒に名前を付けさせる権利を与えた際に生じる弊害だ。人物によってはもっと巫山戯た名前を付ける可能性もあったのだから。
「あ、ちなみに二位は俺様」
「何でそこで一位取らないんだよお忍びくん!」
「ンな事言われてもねぇ…だって生徒会長強いんだもん」
「もん、じゃないだろ!?日輪なんて何かすっごく恥ずかしいじゃん!」
「だよな!風来坊もそう思うだろ!?」
同調して、元親は腕を組んでうんうんと頷いた。
「やっぱ『海賊』とか『海の男』とかいうのが良いよな!」
「何それ!?ここはやっぱ『恋の花道』とかだろ!?」
「貴様ら、かような愚案と我の日輪を比べるでない!」
……あぁ、やっぱり日輪はまだマシだった。ていうか『海の男学院』とか『恋の花道学院』とか絶対に無理だ。色んな意味で。
「某ならば…」
「Ah…幸村、アンタまで何かつっこみてぇ事言わないでくれ」
「…?」
「分かんねぇならそれで良い」
とりあえず、元親と元就と慶次は全くふざけておりません。
でも、佐助が一位になった方が平和で普通なのになった可能性は高い。
「何ぞ。言うてみろ政宗」
「何でこの学校の名前が『日輪』なんだよ」
ワケ分からねぇ。
そう続けて、政宗はフェンスにもたれかかった。
ここは、学院の屋上。時間帯は昼休み。そう言うワケなので、何年生かなどという事は関係なく毎回通りのメンバーで昼食を取っている、ということなのである。
そうして今、何となく以前から訊いてみたかったことを口にしてみた。
何せ、目の前にいるのは生徒会長にして日輪を日々崇め祀っている男なのだから。
これで何の関係性も無いわけがない。というか関係があったらあったで言いたいことはたくさんあるのだが、無かったら無かったで現理事長にツッコミも入れたい気がするのだが。そんな事を思いながらじっと視線を注いでいると、しばしの沈黙の後に何でもないように現生徒会長は、す、とこちらを見返してきた。
「我の代が一期生であることは知っておるな」
「あぁ、知ってるぜ。俺らが二期生だろ」
つまり、現一年生は三期生という事である。
「その通り。そして、実は我らが入った頃に、はまだ学院の正式名称が決まっておらなんだのだ」
「…は?」
声を上げたのは慶次だった。
ぽかんとした表情で、見れば手からサンドイッチが落ちかけている。受け止めるべきかと思ったが、さり気なく元親が取っていたから手は出さないことにして。
とりあえず、話に集中することにした。
「てか、そんなんで学校成り立つのかよ」
「だよねぇ…募集要項とかどうしたんだろ」
「確か『~学院(仮)』じゃなかったか?」
「マジで?」
「マジもマジなのよって。全く、あれ見たときは何の冗談かと思ったよ」
佐助も同意して、苦笑を浮かべた。
「けどまぁ、そんなトコに入っちゃってる俺様たちもアレだよねぇ」
「何を言う!この学院にはお館様も勤務してらっしゃるのだぞ!それをこんなトコなどと……ッ!」
「あー、ちょっとユッキーはクールダウンして。話進まないから」
「しかし…ッ!」
「この団子やるから大人しくしとけや」
「…うむ」
元親が差し出した団子を受け取り本当に大人しくなる幸村に呆れながら、改めて元就の方に視線を向けた。生徒会長様は、話の腰が盛大に折られていることが気に入らないのか、何となく不機嫌な表情だ。
「…んで、一期生ってのと学院の名前がなかったのと何の関係があんだ?」
「うむ」
話の主導権が戻ってきたことに気をよくしたのか、少しばかり機嫌を戻した。
「早急に決めようとは思ったらしいのだがな、教師どもの意見が尽く違いすぎていたために纏まらなかったらしいのだ。そうして、苦肉の策が出た」
「What?何だそれ?」
「生徒に決めさせろ、という策ぞ」
その言葉に。
政宗は、話の続きが容易に想像できた。
「…アンタか。アンタが決める役になったのか」
「その通り。入学試験で一位という栄光を掴んだ者が命名の権利を得た」
「……………そんで日輪か」
それは…果たして幸運だったのかどうなのか。
多分、幸運だったのだろう。場合によってはもっと別の有り得ない名前になっていた可能性もあるのだから。それが生徒に名前を付けさせる権利を与えた際に生じる弊害だ。人物によってはもっと巫山戯た名前を付ける可能性もあったのだから。
「あ、ちなみに二位は俺様」
「何でそこで一位取らないんだよお忍びくん!」
「ンな事言われてもねぇ…だって生徒会長強いんだもん」
「もん、じゃないだろ!?日輪なんて何かすっごく恥ずかしいじゃん!」
「だよな!風来坊もそう思うだろ!?」
同調して、元親は腕を組んでうんうんと頷いた。
「やっぱ『海賊』とか『海の男』とかいうのが良いよな!」
「何それ!?ここはやっぱ『恋の花道』とかだろ!?」
「貴様ら、かような愚案と我の日輪を比べるでない!」
……あぁ、やっぱり日輪はまだマシだった。ていうか『海の男学院』とか『恋の花道学院』とか絶対に無理だ。色んな意味で。
「某ならば…」
「Ah…幸村、アンタまで何かつっこみてぇ事言わないでくれ」
「…?」
「分かんねぇならそれで良い」
とりあえず、元親と元就と慶次は全くふざけておりません。
でも、佐助が一位になった方が平和で普通なのになった可能性は高い。
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