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ラストですが、閉まりは悪いです。…まぁ、完全にしめきったらかわいそうな人がいるんですが。



 アレックスがそこにたどり着いたとき、その教室の中の様子は惨状といって差し支えない……否、それ以上の状況だった。
 ガンダム、シャア、きゃのっ八……さらに何故か悪童三人組、ゴッド、ナタク。
 これだけの人物が倒れ伏しているのである。
「思った以上に大変なことになってるんですね…」
「アレックスちゃん…どうしよう……ガンダムさんたちまで…」
「やっぱり、送り出したのは問題だったかしらね」
 メタスがとてもオロオロとしているのとは対照的に、ララァがさほど驚いた様子も困った様子もなく首をかしげた。そういえば、ジ・O捕獲組とゼータの被害拡大防止組に分かれて行動しようと、提案したのは彼女だったか。
 自分たちは問題なかったのだけど、確かに……この分だとこっちに来てもらった方が良かったかもしれない。犠牲者が必要以上に増えた感じだ。
「でも、何で悪童さんたちと特訓大好き部のお二人が倒れてらっしゃるんですか?」
「えっと…悪童三人組は騒ぎを聞きつけてきて、そのまま。特訓大好き部の二人は暴走中のゼータと戦ったら訓練になるんじゃないかなって、思ったんじゃないかな…?」
「成る程…」
 きゃの九はそう呟きながら手に持っていた縄を握った。
 縄の先に繋がれている人物はというと、ガクガクと震えている。教室の中の様子が見えているから、この後自分がどうなるかがハッキリと分かってしまうのだろう。まぁ、でもそれは仕方がないのでしょうがない。
 ジ・Oだって『先生』なのだから、生徒のために犠牲になってもらおう。
 ぐ、と拳を握って決意して、アレックスはジ・Oの肩に手を置いた。
「というわけなので『先生』、お願いしますね?」
「……嫌なんですけど」
「ダメよ、『先生』。先生という存在がこの事態を引き起こしたのだもの」
「いや、でもそれって私のせいじゃありませんよね?」
「『先生』のせいですよ!『先生』がこの世界に存在してるからいけないんです!」
「私は存在すらしちゃいけないんですか!?」
「まぁ、『先生』だから仕方ないよね」
「どんな仕方なさ!?というか先ほどから貴方がた!『先生』という言葉が非常にわざとらしいですよ!」
「だって、わざとよ?」
「というわけですので『先生』」
 アレックスは彼の肩に乗せていた手に力を込め、教室に投げ入れる構えを作った。
「頑張ってきてくださいね!」





そんな感じのジ・Оさんをもう少し書いていきたいと思いました。
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