式ワタリによる、好きな物を愛でるブログサイト。完全復活目指して頑張ります。
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月曜日編は終了です。
それから。
「…で、明日からどうするの?」
どうにか『平和』的に某有名ファーストフード店から出て。
情報屋にそう問われた杏里は、眉を寄せて首を振った。
「まだ…考えてません」
この言葉は、間違ってはいないが正しくもない。
朝、ちゃんと考えた事は考えた。けれど明日からの対策を考え付かなかったのだから考えていないのと、同じ事ではある。結局その後はなし崩しの状況に流されて、一つも考えようとしていなかった事もあるし。
改めてどうしようかと思案を巡らせていると、ぽつんと、静雄が口を開いた。
「何か懐かれてるみてぇだし…俺が預かろうか?」
「良いのっ!?」
「絶対に駄目!」
対して。
罪歌は歓喜の声を上げ、臨也は絶叫した。
心持、杏里は臨也寄りの感想を持っていた。だって、静雄の事を一番愛していると言って憚らない罪歌を押しつけるなんて……危ないなんて言葉じゃ済まされない。
もっとも、情報屋はもうちょっとズレた感想を持っていたようだけど。
彼はガッと彼が最も嫌いだと公言している相手の肩をつかんだ。
「シズちゃん、何言ってるか分かってる!?相手はあの罪歌なんだよ?学生時代みたいに雨にぬれた捨て猫を拾う感覚で引き受けちゃだめなんだよ!?ていうかこんな人外とシズちゃんを二人きり出来るわけないじゃない!」
「なっ…手前、何で猫の事知ってやがる!」
「だって、俺は素敵で無敵な情報屋だよ!知らない事があるわけがな……………いや…じゃなくてさ、ねぇ、食いつく所…そこ…?」
「…知ってるのは幽だけだと思ってたんだよ…」
呆れたような表情の臨也から、静雄はふいと視線を逸らした。ちょっと頬が赤いのは……照れているから…というか、恥ずかしいからだろう。身内しか知らない話を他人が知っていたという事には、結構な衝撃を受けるハズだ。
「…ね、」
そのまま言い合いになりかねなかった二人に、傍観者となっていた杏里に、静雄を取られたためかやや不機嫌そうな罪歌が声をかけた。
「なら、こうしたら良いじゃない」
ということで火曜日へ。
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