式ワタリによる、好きな物を愛でるブログサイト。完全復活目指して頑張ります。
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あとをつけている方々視点の方です。頑張ってアビス。
「お前……それだけで足りるのかよ」
「このくらいで普通だよ。……ていうか、デスティニーだって少なめだよ?」
「オレの方が少し多いだろ」
「少しだけだよ」
「少しでも多いのは変わらねーよ」
「それはそうだけどさ……」
洒落た感じの明るい喫茶店で昼食をとる二人のテーブルの。
少し離れた所には、当然のようにアビスたちが座っていた。
しかも街中とは違って、自分たちと彼女らの間には人ごみと言う物が無い。そして、障害物がないと言う事はこちらの存在を彼らに伝えやすいと言う事実を指し、このまま尾行を続けるのはあまりにリスクが高いと思うワケだが。
それを伝えると、カオスはカツラなんて物を取り出してくれた。
しかも四人分。眼鏡や帽子のオプション付きで。
……思わず、どれだけ用意周到なのだと天を仰いでみたり。
今も割とそんな気分な自分の傍では、
「あぁ言ってるが……デスティニー、あれが普通の量なのか?」
「いや、いつもはもう少し多いはずだな。どうせ財布が軽くなってきたから、そろそろ気付かれない程度に節約しようとか思ったんだろう」
「恰好付けだよねぇ……」
「まぁ、女の子の前なんだから気持ちは分かるが……そうだ、デザートは何か食べるか?ガイアたちも何か注文しているようだが」
「あ、私パフェ食べたい」
「オレはコーヒーで」
「アビスはどうする?」
…尾行しながらもかなりのんびりとくつろいで楽しんでいる三人がいたりして。
「……何も無くて良い」
そんな彼らを見て、アビスはため息を吐いた。……やはりと言うべきか、それ以外に出来る事が無かったから。
そんな中、フッと二人の方を見れば、何だかとても楽しそうにガイアが微笑んでいて。
出来る事なら、あっちに加わりたいと本当に思った。
ツッコミは辛いよね……一人だとなおさらに。
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