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というわけで幼稚園の話。先生が先生なので、名物がいっぱいありそうですね。
ボンゴレ幼稚園名物その①。
とんでもない遊具。
どうして園庭に遊園地にあるようなメリーゴーランドの縮小版があるのだろう。
丸い床から生える五つの棒に繋がれている馬がくるくると回る様を眺めながら、雲雀は先日の記憶と現在の光景を照らし合わせた。確か、昨日はこんなものが現れる前兆すら無かったはずなのだけれども。ということは、自分が帰ってから登校するまでの間に設置されたと言う事になるが、園児登校前の朝の数時間でこんなものが出来るわけもない。
徹夜だったのか、あらかた出来ていた物をこっちに来て組み立てたのか。そんな事を考えている間に、その遊具で遊ぶ園児の顔ぶれが変わっていた。
その中に義妹の姿を見つけ、楽しげに女友達と笑い合っている姿を見て。
「……まぁ、良いか」
彼女が喜び使っているのなら、何だって。
うっすらと頬笑みを浮かべながら雲雀はそんな事を思っていたのだが、しかし。
「こらーッ!スパナーッ!」
妙に穏やかな気持ちを邪魔するかのように聞こえてきた叫びに、眉をしかめた。
ボンゴレ幼稚園名物その②
個性豊かな先生・パート1
「お前はどうしてこんな事するんだよ!」
「どうしてって、園児がメリーゴーランドが欲しいって言ったから」
「だからって作るな!」
絶叫しながら、綱吉は何だか悲しい気分に襲われた。
いい年した大人に対して、何で自分はこんな事を言っているのだろう。
思わず盛大なため息を吐くと、胸に「酢花゜」と書かれた名札を付けている先生は不思議そうに首を傾げた。……そんな、不思議がられる事を言った覚えも、態度を取った覚えもないのだが。
「……とにかく、勝手にこう言うのは作らないで。作るんなら俺とか副園長とかの許可を取ってくれるかな、まずは」
「許可を取ればまた作って良いのか?」
「許可が取れれば、ね」
自分は恐らく、絶対に許可なんてしない。あの副園長なら尚更、そんな物を彼に与えたりはしないだろう。この間スパナの作ったゴーラ・モスカのせいで居座っている園長室の壁と言う壁を破壊された事はまだ、記憶に新しいはずだ。
だから、突飛なアイディアはすぐさま却下されるのは間違いない。
これでしばらくは安泰だろう。ぐ、と伸びをしながらそう思ったのだけれども、現実と言うのはそううまくいくものではないらしい。
「それなら、ボンゴレ、幼稚園無いを改造する事に関して五十個くらい案があるんだけれど、全部聞いてくれる?」
「……は?」
その言葉に唖然としている綱吉に、だって、とスパナは当然の様に続けた。
「許可、取らないと」
「……だからって、一気に全部許可取る必要もないんだよ……?」
そう言ってみはしたが恐らく無駄で、これから長い時間をかけて彼のアイディアを聞かされることになるのだろうと、綱吉は少し憂鬱な気分になった。
ボンゴレ幼稚園名物その③
おやつの時間
毎日のように響き渡る園長の叫び声を今日も耳にして、スクアーロは息を吐くべきか苦笑を浮かべるべきか真剣に迷った。
結局浮かんだのは呆れの表情。よくやるものだと肩をすくめ、纏わりつく子供たちと共におやつを持って部屋へと向かう。
毎回毎回ルッスーリアが無駄に張り切る「おやつの時間」は、この幼稚園の特徴の一つとして数えられている。本日のおやつはプリン。しかも手作りで、園児全員分が用意されていると言うから本当に驚きだ。
この間はタルトだったかと思いながら、おやつを待ちわびている子供たちがいる部屋へと足早に歩を進める。園児を待たせ過ぎるのも問題だし、何より、のろのろしているとどこからともなくグラスが飛んでくるのだ。遅いから早くしろ、という事では無く、遅い=いい的でしかない、という方程式故に。
考えてみれば考える程、とんでもない上司だった。
何であんなのが副園長をやっているのだろうと思いながら、子供を連れて鮫は歩く。
副園長は本当に何でそんなポジに収まれたのでしょう。
そして、何気に義妹を気にしてるお兄ちゃんが書けたので満足。
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