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タイトルの通り。凪ちゃんの作文です。ひらがなばかりなので読みにくいかも。
わたしのおとうさんと、わたしのおにいさん ろくどう なぎ
わたしのおとうさんは『おやばか』というものだそうです。
なんで『おやばか』なのかわからないです。おとうさんは、ぜんぜんばかじゃないです。あたまがとってもいいです。やさしいです。ぎゅーってしてくれます。なでなでしてくれます。すりすりしてくれます。でも、たまに、そういうことをしてたら、きょうにいさんが、おとうさんをかみころしにきます。
きょうにいさんはとってもつよいです。だから、おとうさんはいつもたいへんです。たまに、あたまからちがでてます。いたそうだから、きゅーきゅーばこをもっていくと、いいこだとなでなでしてくれます。そうしたら、きょうにいさんがたのしくなさそうなかおをします。だから、きょうにいさんのあたまをなでなでしてあげます。おとうさんのなでなでが、わたしはとてもだいすきだから、きょうにいさんをたのしくできるかな、っておもうからです。そしたら、きょうにいさんはびっくりして、それからわらいます。きょうにいさんのえがおが、わたしはとてもすきです。
おとうさんときょうにいさんはなかがわるそうだけど、ほんとうはそうじゃないです。なかよしかぞくです。わたしも、おとうさんときょうにいさんが、だいすきです。
「……流石は恭弥君の妹、とか言うべきなのかな」
「ん?綱吉、どうしたんだぁ?」
「いや、こないだ書いてもらった『家族に関する作文』なんだけど」
ひらり、と手に持っていた平仮名びっしりの紙を揺らして、綱吉は言った。多分、表情は何とも言えないものになっている。複雑な、とか形容がつきそうなのに。
「凪ちゃんね、漢字は使えてないし文字もちょっと歪んでるんだけどさぁ……内容がね、内容がもう……いや、擬音語ばかりだけどさ……段落とか文章構成とかが年少じゃ無い気がするんだよね。しかも、他の作文より長い」
「…あと半年もすりゃ、恭弥のやつと同じくらいには喋るようになるんじゃねぇかぁ…?」
「うん、俺もそんな気がしてる」
スクアーロの言葉に頷いて、綱吉は作文を机の上に置いた。
「そういえば、恭弥君の作文は回収できた?」
「出来ると思ってんなら、テメェで行きやがれぇ、って言わせてもらって良いか」
「ごめん嘘。全然思って無いからそっちで頑張って、スクアーロ」
「……変わり身の早ぇ」
まぁつまり。
六道さんちは今日も平和なのです。
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