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今回は六道家出てきませんよ。鮫先生と副園長のお話です。



 本日の天気は雲ひとつない快晴。
 絶好の洗濯日和であり、布団を干す良い機会である。実際、ベランダに出て視線を下に向ければ、階下のベランダには洗濯物以外ににも、ちらほらと毛布や掛け布団、敷布団などの姿が認められた。皆、考える事は同じなのだ。
 だから、というわけではないのだが、スクアーロも自分の使っている布団は外に干している。こんなに良い天気なのだから、それを活用しない手は無い。
 そしてそうなれば、この家に住むもう一人の方の布団だって干そうか、という気持ちになるのが自然な流れである。
 と、いうわけで。
 スクアーロは今、ザンザスの部屋にいた。
 未だに布団の中に存在している彼の肩を右手でゆすりながら、左手でカーテンを開け放つ。中に入ってきた太陽光に若干身じろぎをしたのを確認しつつ、自由になった左手を使って窓を開けた。すると中に入ってきた新鮮な風に、彼は若干鬱陶しげな表情を浮かべて、逃げるように布団の中に潜り込む。
 ……あぁもうこの駄目人間は。
 毎度お馴染みの反応に呆れながら、はぁ、と息を吐いて、口を開く。
「おいこら、とっとと起きやがれぇ」
「……煩ぇ……今何時だ」
 果たして、返事はあった。
 けれどもそれは予測済みだったので特に驚かず、ちらりと時計を見てから答える。
「朝の十時」
「…………あと二十四時間寝かせろ」
「普通に駄目だぁ!」
「……っせぇな……」
 こちらの叫び声に何ら動じることなく、同居人は布団に先ほどよりしっかりとくるまった。それを見て舌打ちをして、頭をかく。こうなってしまうと無理矢理布団を引き剥ぐという常套手段が使えなくなるから厄介だ。何故かと言うと、彼がしっかり握って自分が思いっきり引っ張るせいで布団が裂けてしまうから。やはりいつもの如く、黙って掛け布団を剥ぎ取ればよかったのだろうか……その後すぐに当たると痛い物が飛んでくるとしても。
 まぁ、何にしたって今回は作戦負け。打つ手なしである。
 それでもどうにか枕くらいは引っこ抜いて行こうかと手を伸ばしたら、手が届く寸前にそれが逃げた。
 ……何だ、使っても無かったくせに枕を取られる事さえ嫌なのか。
「……」
 布団の中に素早く枕を引きこんだザンザスを前に沈黙し、色々と諦めたスクアーロが部屋から出るまであと数秒。








この二人は一緒に住んでる設定。何か離したくなかったので。
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