動作のお題 15：歌う

歌う……ということで、サイケとか津軽とか出したかったんですが、思いつかなかったので来神時代。臨也と新羅の会話文オンリーです。

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15：歌う　（DR：来神時代）

 

 

 

「臨也は本来の目的でカラオケに行ったりしないの？」

「……突然何？」

「いや、単なる興味さ。好奇心と言い換えても差し支えない。君が遊んだりするのかどうか、ちょっとだけ気になっただけだよ。……あ、そうそう。ちなみに静雄は一回も行った事無いって、カラオケ」

「そりゃまぁそうだろうね……あんな化け物と一緒にカラオケに行くような人間がいたら是非ともみて見たいよ」

「弟君は？」

「彼は例外」

「ふぅん……あと、僕だったら特に問題もなく行けると思うけど？」

「新羅の場合はあっちから断られるんじゃない？」

「え、そう？　何で？」

「お前と一緒だったら惚気ばかり聞かされるだろ」

「あぁ……そっか、成程。それは確かに嫌だろうねぇ」

「……自覚あるなら少しは自嘲してくれたら、俺も嬉しいんだけれどね」

「ごめんね、無理だと思うよ」

「だろうね……あと、悪いとか思ってないだろ」

「うん。全く」

「じゃあ謝らないでくれるかな」

「そうはいかないよ。形式美、っていうものもあるしね。……で？」

「で、って？」

「最初の質問に答えてもらってないよ。カラオケ、歌いに行った事あるの？」

「……あるよ」

「そっか、無いんだね」

「あるって言ってるだろ。何で無いって事になるんだよ」

「そっかそっか……うん、まぁ、そうだろうね。君って友達いなさそうだし」

「余計な御世話だ！　それと、だからカラオケくらい行った事あるって言ってるだろ！？」

「うーん……と、なれば……よし、今度の日曜日、一緒にカラオケ行こうか、臨也」

「行かないからね！」

「二人だけっていうのはつまらないから、静雄と門田君も呼んどくね」

「ドタチンはともかくシズちゃんだけは止めろ！」

 

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そして歌っていないっていう……。
そして、多分、新羅もカラオケって行った事無いんじゃないかな、とかとかとか。