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寝転がるといえば寝転がるだけど、どっちかというと、これは倒れている、というのではないだろうか。何と言うか・…・そんなんばっかりだね……。
そんなこんなでW組。ナタクとデスサイズのお話。
03:寝転がる (SD:W組)
曰く。
今日は組手をしたらしい。
「誰とやったんだよ」
「マスターと」
「そっか……そりゃこうなっても不思議じゃないか」
成程と頷いて、デスサイズは仰向けに倒れているナタクの傍らに座りこんだ。
「ちなみにゴッドは? 一緒だったんだよな?」
「アイツもマスターに挑んだんだが、あっさり返り打たれてな……意識不明になったから、マスターに風雲再起に荷物の様にのせられ連れて帰られた」
「荷物ってお前……って、意識不明? 何で?」
「頭を強く打ったらしい」
「大丈夫かそれ!?」
「いつもの事だから問題ないだろう」
「……まぁ、そうなんだけどな……」
さら、と返された言葉に、思わず唸る。
死にはしないだろう事は自分が一番良く分かっているけれども、頭と言ったら体の中でも非常に重要な部位だ。そこを強く打つことが常というのは、普通、危ないなんて事では済まされない程に大変な事だろう。だというのに、いつもの事、と言いきってしまうのは、少々でなく問題なのではないだろうか。……いや、問いかけるまでもなく答えは明白だ。問題でしか無い。
もっとも、そんな事は彼らにとって、だから何だ、という程度の物なのだろうけれど。
はぁ、と息を吐いて、起き上がる素振りを見せない仲間を軽くつつく。
「で、何? お前もしかして、ダメージくらい過ぎて起きられないとかそういう系?」
「……あぁ」
「言っとくけど、オレ、お前を引きずって帰り切る自信ないからな」
「分かっている。しばらく経てば動ける様になるから、それまで待ってくれれば良い」
「了解。……ん? ……ちょっと待て。分かってる、って何だよ?」
「そのままの意味だが」
「だからどういう意味だ!?」
「言って良いのか?」
「……っ」
W組の中でEW時では一番非力な死神さん、というネタを最後のほうに入れてみたけど、実際どの程度なんだろうか。
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