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本当に爪を切る話。爪しか切ってないし、爪切り以外はなにもしてない。
本当にそれだけの話です。詰め切ってるのはデスサイズなつもり。ただ、名前が出てないから、誰とでもとることは可能です。
本当にそれだけの話です。詰め切ってるのはデスサイズなつもり。ただ、名前が出てないから、誰とでもとることは可能です。
気付いたら、爪が伸びていた。
随分と増えた指の先の城を眺めながら、もう切らないといけないなぁ、と思う。長いままでは危ないし、痛い。
さて。
爪切りはどこだろうか。
ソファーから腰を上げ、リビングに一つあるタンスの方へと向かう。基本的に、細々とした生活用品はあのあたりにまとめて放りこんでいるから、あるとしたらやはりそこだろう。もしも無かったら、とりあえず自室の方を漁ればいい。持ち運び用の爪切りの一つくらい、きっと片付け忘れておいてあるだろう。
まぁ、結論を言えば、自室へと行く必要はなかった。
タンスの一番上の引き出しの中から取り出した目的の品を手に、途中で爪を切る最中に下に敷いておくための紙を適当に拝借して、少し開けているフローリングの床の上に座りこむ。カーペットの上でも良いけれど、あちらでは爪が紙以外の場所に落ちた時、回収するのが難しくなる。
とりあえず目の前に紙を敷き、爪切りを爪にあてがい。
ぱちん。
と、爪を切った。
切られた爪は指の先から離れ、紙の上へと落下する。その時、
ぽとり。
とは、流石に聞こえなかった。
それでもそんな音をとらえたような気分になりながら、再び爪に爪切りを当て、軽く力を込める。
ぱちん。
ぽとり。
また、爪の欠片が紙の上に落ちる。
切っているのだから、当然ではあるのだが。
ぱちん。
ぽとり。
それにしても、本当によく伸びていると思う。
今日のさっきまで、気付かなかったのが不思議なくらいに。
ぱちん。
ぽとり。
ぱちん。
ぽとり。
ぱち、ん。
「……そういえば」
ぽ、とり。
ふと。
紙の上に溜まっていく爪の切れ端を見て、この前に爪を切ったのはいつだっただろうかと、首を傾げた。最近だったような気もするし、割と前の話である様な気もする。つまりはそんな事、覚えてなどいないと言う事ではあるのだけれど、ならば何で覚えていないのだと言う話になる。いや、あまりにも些細過ぎる事だから記憶にないのだろう、という事は分かるのだが。
それが、少し残念だった。
(ちょっとした、本当に些細な変化のお話)
何で擬人化なのかといえば、擬人化状態でないと爪とか切れないから。あの、素材:白玉な手とかで爪切りとか無理だろう……という事で。
では何で爪切りなのかといえば、爪が伸びるってことは⇒時間がたってるんだよなぁ、みたいな事をふと思ったからだとしか言いようがないです。あたりまえだけど、そう思うとちょっと感慨深い、かもとか。
しかし最近後書きが長い気がするのだけど……。
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