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その背中を蹴りたくてですね。
と、いう。そんな感じのお話です。久々にBASARAとか書いたなぁ……。
09:その、背中 (BSR:オールキャラ)
「政宗、少し良いか」
「ん? 何だ?」
「尋ねたいことがあるのだが」
腕を組み、深刻そうな表情を浮かべて元就はそう言った。
珍しい事だと思う。彼が何かを尋ねてくる事は、まぁ、あるだろう。けれども、ここまで深刻な顔をして何かを訊いてくる、というのはそう滅多にある様な事では無い。
だから、余計に彼の『尋ねたいこと』が何なのか、というのが気になるわけで。
政宗は元就に頷いて返した。
「OK、言ってみな。聞くだけ聞くぜ?」
「うむ。……実はだな、少し奇妙な事があるのだ」
「Uh? 奇妙な事?」
「あちらを見よ」
と、元就はとある一方向を指さした。
その指に導かれるように視線を映し、政宗は眉を寄せた。
「幸村に元親に慶次? アイツらが何だよ」
「あやつらの中であったら、一番見ていて蹴りたくなるのは普通、馬鹿鬼であろう?」
「…………まぁ、アンタならそうだろうよ」
「しかしだな。何故か今回はそうではないのだ」
「……誰蹴りたいんだよ」
「前田慶次であるぞ」
「そうかよ……」
そんな事で真剣に悩んでいたのか、彼は。ちょっと拍子抜けである。
やれやれと息を吐き、で? と、今度はこちらから問いかける。
「何であんな深刻な顔してたんだよ、アンタ」
「……馬鹿鬼を第一に貶せないと言うのは我の『あいでんてぃてぃ』的にどのようなものかと思ったのでな。少し考え込んでしまったのだ」
「その辺りは気にしなくてもいいと思うぜ。アイツら蹴りつけたいとかふっと考えてる時点で特に問題ねぇだろうよ。あと、『あいでんてぃてぃ』じゃなくて『identity』な」
「……南蛮語は難しいのだな」
何で慶次を蹴りたくなったんだろうね。口であーだーこだと言うのに飽きたのだろうけど。
「政宗、少し良いか」
「ん? 何だ?」
「尋ねたいことがあるのだが」
腕を組み、深刻そうな表情を浮かべて元就はそう言った。
珍しい事だと思う。彼が何かを尋ねてくる事は、まぁ、あるだろう。けれども、ここまで深刻な顔をして何かを訊いてくる、というのはそう滅多にある様な事では無い。
だから、余計に彼の『尋ねたいこと』が何なのか、というのが気になるわけで。
政宗は元就に頷いて返した。
「OK、言ってみな。聞くだけ聞くぜ?」
「うむ。……実はだな、少し奇妙な事があるのだ」
「Uh? 奇妙な事?」
「あちらを見よ」
と、元就はとある一方向を指さした。
その指に導かれるように視線を映し、政宗は眉を寄せた。
「幸村に元親に慶次? アイツらが何だよ」
「あやつらの中であったら、一番見ていて蹴りたくなるのは普通、馬鹿鬼であろう?」
「…………まぁ、アンタならそうだろうよ」
「しかしだな。何故か今回はそうではないのだ」
「……誰蹴りたいんだよ」
「前田慶次であるぞ」
「そうかよ……」
そんな事で真剣に悩んでいたのか、彼は。ちょっと拍子抜けである。
やれやれと息を吐き、で? と、今度はこちらから問いかける。
「何であんな深刻な顔してたんだよ、アンタ」
「……馬鹿鬼を第一に貶せないと言うのは我の『あいでんてぃてぃ』的にどのようなものかと思ったのでな。少し考え込んでしまったのだ」
「その辺りは気にしなくてもいいと思うぜ。アイツら蹴りつけたいとかふっと考えてる時点で特に問題ねぇだろうよ。あと、『あいでんてぃてぃ』じゃなくて『identity』な」
「……南蛮語は難しいのだな」
何で慶次を蹴りたくなったんだろうね。口であーだーこだと言うのに飽きたのだろうけど。
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