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花水木(ハナミズキ)
花言葉:恋から愛に変わる瞬間、華やかな恋、永続性など
今回はフルカラー劇場からガイア嬢、メタスちゃん、ララァさんです。
唐突に始まるよ。
花言葉:恋から愛に変わる瞬間、華やかな恋、永続性など
今回はフルカラー劇場からガイア嬢、メタスちゃん、ララァさんです。
唐突に始まるよ。
07:花水木 (ハナミズキ/恋から愛に変わる瞬間)
「そうね、告白された時かしら」
そう言って、ララァはとても綺麗に微笑んだ。
「やっぱり、言葉というのは良いものよ。なんとなく分かっていたことでも、きちんと告げられれば何かを感じるものでしょう? その時に告げられた内容がお互いにとって特別なものであれば、感じる想いは格別のものだわ」
「その、ララァさんにとっての『特別』っていうのが告白、だったんですね……いいなぁ」
対して、はぅ、と息を吐いたのはメタスである。
羨ましそうな表情を浮かべ、彼女は少し遠い目をした。
「私もいつか、言ってもらいたいですね……いつになるか分かりませんけど」
「あら、待ちきれないというのなら、自分から言うのも手だと思うわよ?」
「え……えぇ!? そ、そんなの無理ですっ!」
「ふふ、どうかしら。案外、あっさりとできてしまうものかもしれないわ」
顔を真っ赤にして首を振るメタスに、くすくすと笑うララァ。
そんな二人を交互に見て、ガイアは首を傾げた。
どうやらこの女子会(だろう、男性はいないし)でのトークテーマは恋愛話であるようなのだけれども、ならばどうして自分はここにいるのだろうか。確か、笑顔のララァに誘われ、半ば流される形で参加することになったのだけれども。
この後には、サイコやアプサラス、ビギナ・ギナが合流するというから、自分が何でここにいるのか本当に分からない。
とはいえ、恋愛の話を聞くのは楽しいし、興味深くもある。なので、ここから去ろうとは思わないのだけれども。
そんなわけで、ガイアは傍観者気分で二人のやり取りを見ていたわけなのだが。
「ねぇ、ガイアちゃん、やっぱり告白はされる方が良いよね!」
「は、はい?」
突然メタスに話を振られ、ぱちぱちと瞬いた。
「え、えぇと、告白ですか……私は、される方が良い、ですかね?」
「だよね! 女の子の夢だよね!」
「あらあらあら」
首を傾げながらの返答に、メタスは何度も頷き、ララァは微笑ましげな表情を浮かべた。
そんな二人の反応を見ながら、思う。
今はまだ、いないけれども。いつか、大好きだと思えるヒトが現れたとして、そのヒトが好きだと言ってくれたら。その時には、ララァが語った様に、特別な気持ちを抱くことができるのだろうか。できたら、素敵だけれど。
そういう未来が来ればいいなと、こっそりと願った。
恋未満なガイア嬢と、恋真っ最中なメタスちゃんと、ご結婚なさってるララァさんのお話でした。最終的に今回のこの女子会は、ガイア嬢の恋について考える会になるかもしれない。
しかし、恋から愛に変わる瞬間、とは、なんだか凄い花言葉だなぁと思います。というか、花言葉って全体的に凄い。
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