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久々に相談室が登場です。
こんかいは、名前が幾つあるのかな…という彼女。
いや、多分、二つめまでで止まりでしょうけど。
「倒せない相手がいます」
―――ライバルか何かですか?
「敵です」
―――……そうですか…。
「なのに……たまに、その敵のことを気にしている自分がいて、少々戸惑います。好奇心以上の何かを持っているようなのですが…何なんでしょう?」
―――恋…?
「まさか。それは無いと思います。何と言っても相手は同胞たちを殺した張本人…」
―――殺……!?
「あ……いえ…その、仲間を酷い目にあわせたというか…」
―――本当にそうなんですか…?
「すみません、そういうことにしてください」
―――分かりました。善処しましょう。
「助かります」
―――いえいえ。お客様が話しやすくするのも私たちの努めです。しかし……それならば、確かに恋は有り得ない気もしますね…何なんでしょうか…。
「えぇ、全くです……いくら敵対する相手を、普段は一撃で再起不能にする、ある意味優しい倒し方をしてくる相手で、何というか……どうしても気になって、自分でできる範囲でデータを集めてみたりだとか、戦闘の録画映像に見とれたりだとか、倒れてしまった彼を見て連れて帰りたいだとか……そういう感じですけれど、恋なんて決して」
―――えっと……それは…。
「……?何か?」
―――いえ、ツッコミは入れません。これは……ありとあらゆる意味で無駄でしょう絶対に。無自覚は一番手強い敵です。
「……?」
―――気になさらず。どうぞ話を続けてください。
「はい……そんな相手ですけれど、豹変したような操縦…いえ、行動を起こすことがあります。普段の様子からは想像できないような…」
―――豹変、ですか…。
「なぶり殺……じゃなくて、じっくりと苦しめてからとどめを刺したり、戦いを好んでいるようで……いつもと全く逆、です。そういう時は、見ていて酷くイライラします。憎たらしくさえ思え……どうして、ここまで印象が違うのでしょう…?」
―――それは、もしかして一番気になっていることですか?
「多分……理由が分からず、本当に気になります」
―――違う人というのは?他人のそら似、なんて物もありますが…。
「それは無いものとして考えて構いません」
―――断定ですか?
「これには確信があります」
―――では……多重人格、というのは?
「……あぁ、そういえば集めたデータにそういうのもありました」
―――あったんですか……冗談だったんですけど……言ってみるものですね。
「なるほど……人が違うのだから、印象の受け方が違っても当然……しかし、多大な被害を出しているのは普段の優しい方……憎たらしく思うのなら、そちらの方のハズ、だけど……やはり、元の性格が問題……?通信で話しかけてくる方は違う方だろうし…」
―――あの……。
「できることなら普段の方とも喋ってみたいけど……そのためには、羽根つきを捕獲するのが最短ルートか……なら…」
プチン
―――あ……通信が切れてしまいました……まぁ、言っても聞こえないでしょうが……言っておきましょうか、習慣ですし……またのご利用、お待ちしております。
今回はソーマでした。そのうち荒熊もやりたいかな。
私的に、やっぱりハレとソマは仲が悪いといいなと。一目見たときから気に入らないタイプ。出会った瞬間に死闘が始まるような。MSに乗ってるときでなくても、道でばったりって時も(ハレは脳量子波を遮断できますから、あるいは……)、目があった瞬間に、思わず蹴りをくらわせたい衝動にかられるくらい、嫌いだったら良いな……。
だけど、お互いに認め合ってるような関係が好ましいです。
嫌いだけど、まぁ、認めてやらないでもない。
そういうのが、私的に好き。