missing Death 序

序章です。

全体的に、物語はこんな感じになる予定。

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とても暖かな場所

とても優しい仲間




そこは、とても心地よい空間




暖かくて、優しくて

本当に大好きな場所なんだ








けど








ふと思い出した



…思い出してしまった





自分という存在について


その存在の理由について


この理由の由縁について


かの由縁の道理について


道理の中の自分について


自分という存在について




そうしたら


怖くなった







果たしてここに居ていいのか？

果たして皆はどう思って居るのか？



だって自分は死神で

人に哀しみを与えて

というか

それしか出来なくて



そんな自分と一緒にいて

皆はどう思い、感じていることだろう？

結論が、怖い





いや……違う

その疑問が怖いのではなくて

……いつか

…いつか

いつか










いつか、自分が皆を、仲間を『連れて行く』かもしれないと










そう、思ってしまって



だから逃げ出した




その可能性から逃れるために




暖かな場所、優しい仲間





心地よい場所から逃げ出したんだ