式ワタリによる、好きな物を愛でるブログサイト。完全復活目指して頑張ります。
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ようやく一区切り…。
過去の話を現在から見ている感じです。
「……で?今回は何があったワケ?」
「自爆を三回続けてやってみたんだが」
「オレはゴッドと手合わせで修行を」
「ウイングは自爆しすぎだろ!?ナタクは程々にしろッ!」
だいたい……と、まだまだ小言が言い足りない様子のデスサイズと、その目の前でちょこんと正座させられている、いつも以上に満身創痍のウイングとナタクを見て、サンドロックは笑みを浮かべた。
相変わらず……である。いい加減に懲りて、少しくらいは自重してみたらいいと思うのだけども。そしてこう思うのは決して自分だけではなく、少なくとも隣でやや疲れているらしいヘビーアームズは同様に違いない。
再開された小言を聞きながら、はぅ、と息を吐く。
「大変だねぇ」
『…人ごと?』
「いやぁ、こういうのってボクらが手を出せる領域じゃないし」
こういうことは全てデスサイズが取り仕切っているため、そもそも手の出しようがないのである。出来ることと言えば、今のようにのんびりと外野から眺めていることくらいだろう。これが一番彼の負担にならない。
「てーか、もっともらしい理由のあるナタクはともかくとして、どーしてお前は三回も自爆ってるワケ!?」
「空に雲があったから」
「つまり何となくか!?そうなのかお前!?」
「そうとも言うか」
「そうとしか言わないだろ!」
叫ぶデスサイズに、堪えた様子のないウイング。
その傍にいるナタクはというと、またか、という顔。
『ウイングには理由がないからね……』
「結局一番多く怒られる理由?……かもね」
一方、ナタクにはそれらしいだけとはいえ理由があるし。
やっぱりそれのせいかなぁと、変わらない二人のやり取りを眺めながら思う。
それだけでなく、被害が凄いことになりそうなのも自爆の方だ。今までこれといった問題(苦情除く)が無かったのが奇跡に等しい程には。こうなる理由は、そちらにもあるかもしれない。
ったく…と溜息を吐いて、黒い死神はぼやくように言った。
「ウイングが自爆する度に回収に行くオレと、それと同時にナタクが倒れた場合に手伝ってもらうヘビーアームズのことも考えてくれっての……今だってアイツ、疲れてるしさ」
「連れての移動が大変なのか…ならば、次からは近場でやろう」
「自爆をやらないとかいう選択肢は無いのかウイング…」
「では、オレは自力で帰れる程度の体力は残す」
「ナタク、それは当たり前だろ…」
どっと疲れが出たらしい彼は額に手を当て、ちらりと窓から外を見て……再び二人の方を見た。
「とにかく、次からは気をつけること。ていうか何より自爆するな、自爆」
「あぁ」
「了解した」
「……本気で訊くけど、お前らちゃんと分かってる?」
心底不安そうなデスサイズの問い。
しかしその問いに返事はなく、二人とも……眠っていた。
「は……ちょ、お前ら!?」
「疲れてたんだね、きっと」
「そんな言葉で片付けられてたまるか!あー、もう部屋まで運ばないといけないじゃんか……結構な重労働なんだけど?」
「置いておいたら?二人とも文句言いそうにないし」
というか、気にもしないだろう……確実に。
それよりも、とサンドロックは窓の方を見た。
「何か、思い出したりしてた?」
「ん…まぁ、少しくらいは」
毛布を運んでくるヘビーアームズ(二人をベッド運ぶ気は毛頭無いらしい)を眺めながら、デスサイズは苦笑を浮かべた。
「ホント、あれって馬鹿な行動だったなぁって、今更ながらに」
「あれね……全くだよ。君がいないととても困る」
思い浮かべるのは、幼い頃の騒動の一つ。
大切な大切な仲間が僅かな時間ながらもいなくなり、悲しくなって憤りを覚えて怒りを感じて寂しくなった、少し特別な一日のこと。
思いながら、ポツリと一言。
「……もう二度と、ああいうのはゴメンだから」
「分かってるって。俺が居ないとお前ら……食事系の準備が大変なことになりそうだし。危なっかしくて目が離せないんだよ」
「そう?ここにいる理由が出来ていいじゃないか。何よりだよ」
こう言ってみれば、苦笑が返ってきた。
そして…窓の外ではしとしとと、優しく雨が降っていた。
迂曲差曲を経て、仲良し五人組になったらいいなぁとかなんとか。
…実は、出会った頃から少し経ったころの話も書いてたり。これは…どうしよう。やっぱり好きだから死神さんが割と中心にいたりするけど…けど、中心は別の人だったりとか…ていうか人間じゃないっていうか…それはさておき、出すべきでしょうかね?
「自爆を三回続けてやってみたんだが」
「オレはゴッドと手合わせで修行を」
「ウイングは自爆しすぎだろ!?ナタクは程々にしろッ!」
だいたい……と、まだまだ小言が言い足りない様子のデスサイズと、その目の前でちょこんと正座させられている、いつも以上に満身創痍のウイングとナタクを見て、サンドロックは笑みを浮かべた。
相変わらず……である。いい加減に懲りて、少しくらいは自重してみたらいいと思うのだけども。そしてこう思うのは決して自分だけではなく、少なくとも隣でやや疲れているらしいヘビーアームズは同様に違いない。
再開された小言を聞きながら、はぅ、と息を吐く。
「大変だねぇ」
『…人ごと?』
「いやぁ、こういうのってボクらが手を出せる領域じゃないし」
こういうことは全てデスサイズが取り仕切っているため、そもそも手の出しようがないのである。出来ることと言えば、今のようにのんびりと外野から眺めていることくらいだろう。これが一番彼の負担にならない。
「てーか、もっともらしい理由のあるナタクはともかくとして、どーしてお前は三回も自爆ってるワケ!?」
「空に雲があったから」
「つまり何となくか!?そうなのかお前!?」
「そうとも言うか」
「そうとしか言わないだろ!」
叫ぶデスサイズに、堪えた様子のないウイング。
その傍にいるナタクはというと、またか、という顔。
『ウイングには理由がないからね……』
「結局一番多く怒られる理由?……かもね」
一方、ナタクにはそれらしいだけとはいえ理由があるし。
やっぱりそれのせいかなぁと、変わらない二人のやり取りを眺めながら思う。
それだけでなく、被害が凄いことになりそうなのも自爆の方だ。今までこれといった問題(苦情除く)が無かったのが奇跡に等しい程には。こうなる理由は、そちらにもあるかもしれない。
ったく…と溜息を吐いて、黒い死神はぼやくように言った。
「ウイングが自爆する度に回収に行くオレと、それと同時にナタクが倒れた場合に手伝ってもらうヘビーアームズのことも考えてくれっての……今だってアイツ、疲れてるしさ」
「連れての移動が大変なのか…ならば、次からは近場でやろう」
「自爆をやらないとかいう選択肢は無いのかウイング…」
「では、オレは自力で帰れる程度の体力は残す」
「ナタク、それは当たり前だろ…」
どっと疲れが出たらしい彼は額に手を当て、ちらりと窓から外を見て……再び二人の方を見た。
「とにかく、次からは気をつけること。ていうか何より自爆するな、自爆」
「あぁ」
「了解した」
「……本気で訊くけど、お前らちゃんと分かってる?」
心底不安そうなデスサイズの問い。
しかしその問いに返事はなく、二人とも……眠っていた。
「は……ちょ、お前ら!?」
「疲れてたんだね、きっと」
「そんな言葉で片付けられてたまるか!あー、もう部屋まで運ばないといけないじゃんか……結構な重労働なんだけど?」
「置いておいたら?二人とも文句言いそうにないし」
というか、気にもしないだろう……確実に。
それよりも、とサンドロックは窓の方を見た。
「何か、思い出したりしてた?」
「ん…まぁ、少しくらいは」
毛布を運んでくるヘビーアームズ(二人をベッド運ぶ気は毛頭無いらしい)を眺めながら、デスサイズは苦笑を浮かべた。
「ホント、あれって馬鹿な行動だったなぁって、今更ながらに」
「あれね……全くだよ。君がいないととても困る」
思い浮かべるのは、幼い頃の騒動の一つ。
大切な大切な仲間が僅かな時間ながらもいなくなり、悲しくなって憤りを覚えて怒りを感じて寂しくなった、少し特別な一日のこと。
思いながら、ポツリと一言。
「……もう二度と、ああいうのはゴメンだから」
「分かってるって。俺が居ないとお前ら……食事系の準備が大変なことになりそうだし。危なっかしくて目が離せないんだよ」
「そう?ここにいる理由が出来ていいじゃないか。何よりだよ」
こう言ってみれば、苦笑が返ってきた。
そして…窓の外ではしとしとと、優しく雨が降っていた。
迂曲差曲を経て、仲良し五人組になったらいいなぁとかなんとか。
…実は、出会った頃から少し経ったころの話も書いてたり。これは…どうしよう。やっぱり好きだから死神さんが割と中心にいたりするけど…けど、中心は別の人だったりとか…ていうか人間じゃないっていうか…それはさておき、出すべきでしょうかね?
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