戦国BASARA(JE)アニメ録 七月七日

JEアニメ録・壱の収録後みたいなお話です。雨が降りました。
ちなみに七夕要素は殆ど無い。七夕なのに。

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政宗「おい、外どうだ？」

半兵衛「嫌な予感が当たったね、雨が降ってるよ」

政宗「思ったよりも結構派手に降ってんな……」

半兵衛「通り雨ではないようだし、長引きそうだ。明日まで止まないんじゃないかな」

政宗「元就のtensionが突然下がったから、まさかとは思ったが……」

半兵衛「彼の日輪愛は見事だね。しかし……参ったな、傘なんて持ってきてないんだけど」

政宗「me too ……どうすっかねぇ。スタジオに泊まるか？」

半兵衛「迎えも頼んでないし、そうするしかないかな。布団が無いのが残念だけど」

政宗「座布団ならあんだろ。なら問題ねぇ」

半兵衛「座布団ね……そこそこの大きさだし、布団代わりにできないこともないか」

政宗「だろ。折れば枕の代わりにもなるしな。一人二枚でなんとかなるだろ」

半兵衛「でもね政宗君、座布団って全部で七枚しか無かった気がするんだけど」

政宗「俺ら用に四枚と、予備に三枚だろ？　覚えてるぜ？」

半兵衛「誰か一人、枕か布団が無い状態になるんだけど。奪い合うのはごめんだよ」

政宗「部屋の片隅で膝抱えて座り込んだまま動かねぇ奴がいるし、むしろ一枚余るだろ？」

半兵衛「元就君か。でも、彼、夜になったら復活するんじゃないかな。夜は日輪関係ないし」

政宗「Ah ……有り得るな」

半兵衛「そして復活した元就君が座布団を譲るとは思えない。となると……」

政宗「仕方ねぇからジャンケンか何かで決めるか」

半兵衛「何を言っているんだい？　ここは無難に、慶次君を犠牲にするところだろう」

政宗「……そろそろあの風来坊も反乱起こすんじゃねぇか？」

半兵衛「その時は全力で叩き潰すだけだけど」

政宗「アンタならできそうだよな、冗談抜きで」

半兵衛「冗談じゃないしね」

慶次「なーなー、俺の名前が聞こえた気がするんだけど何か用……って、雨降ってる！？」

政宗「おー、アンタもこっちに来たか、風来坊」

半兵衛「別に来なくても良かったけどね。それで、元就君はどうなってる？」

慶次「膝抱えたまま項垂れてるけど。っていうか、それよりも雨だよ！　これ直ぐ止む！？」

半兵衛「多分止まないんじゃないかな。元就君も復活してないみたいだし」

政宗「どっかに出かける約束でもあったのか？」

慶次「や、特に約束はないけどさ……ほら、今日って七月七日だろ？」

半兵衛「あぁ、そういうこと。気にしているのは天の川？　それとも、彦星と織姫かな？」

慶次「どっちかって言ったら、どっちもだよ。……でもそっか。止みそうにないのかぁ」

政宗「随分と残念そうだな。ま、来年に期待しろよ」

慶次「そうするかねぇ……とほほ」

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慶次は、晴れてたら新しい友達か誰かと一緒に七夕しようと思ってたのかもしれない。