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梅花空木(バイカウツギ)
花言葉:仮面、回想など
花言葉って数が多すぎて調べるのは大変ですね。
今回はフルカラー劇場のヘビーアームズのお話。
花言葉:仮面、回想など
花言葉って数が多すぎて調べるのは大変ですね。
今回はフルカラー劇場のヘビーアームズのお話。
06:梅花空木 (バイカウツギ/仮面)
ヘビーアームズの仮面は、殆どが手作りである。
既製品が無いから、というわけではない。種類こそ少ないものの、売られている物が全く無いというわけではないのだ。そして、好んで仮面を収集するという趣味を、ヘビーアームズは持っていなかった。それを欲しがるのは、あくまで使うためであり、使用する際に困らない程度の数を所有出来ていればそれで良かったのである。
だというのに、現在保管している仮面の総数が必要数以上となっているのは、気まぐれに手を出した仮面作りが案外楽しかったせいだ。気が付けば仮面作りは趣味のようなものとなり、その仮面を使うか使わないかさえ傍に置いて、思うままに作成に勤しむようになっていた。
仲間たちが仮面作りに興味を示したことも、原因の一つとして数えることができるかもしれない。全員で一緒に作る機会はそう無かったが、二人や三人で一緒にということはそれよりは多かったように思われる。勿論、一人で作る場合と比べれば、その回数も非常に少なくはあったのだが。
そうして順調に数を増やしていった仮面たちは、今や自室の狭く無いスペースを、我が物顔で占領している。そろそろ幾つか処分するべきだと言われることもあるし、自分でもそう思う事がある程に、である。
それでも結局、何も手放せていないのは、全てに思い出があるからだろう。手作りの物は過去に何を思ったのかを伝えてくれるものであり、仲間と共に作った物は思い出そのものだ。既製品にさえ、じっくり考え気にいるものを選んだのだ、という思いがある。
きっと、この仮面たちはこれからもずっと、この部屋に在り続けることになるのだろう。現状を省みるとあまりにも有り得ない未来だとは思うが……仮に、使われることがなくなったとしても、捨てられることなくここに置かれているに違いない。
そして、そんな仮面を手にとって、過去に思いを馳せることもあるのだろう。
その想像は、予測と呼ぶには確信を持ちすぎていて、少し、嬉しかった。
思い出があるって良いよねっていうお話。
しかし、実際の所はどうなのだろうか、あの仮面の入手元……仮面カタログとかもあるのかな。
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