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アチャ子シリーズ第四弾です。今回はセラヴィーと。



「対ダブルオー時における作戦?」
「はい」
 突然ここを訪れた少女……アーチャーは、真剣そのものの表情で頷いた。
 それを一瞥して、セラヴィーは再びモニターに視線を戻す。
「そんな物は無い」
「無いなら今すぐ作ってください」
「……無茶を言うな」
「というか、貴方は既に対ダブルオーの戦術を持っているはずなんです」
 どこまでも真面目に、アーチャーは言う。
 ……というか戦っているわけでもないのに戦術、という言葉を使うのもおかしい気がするのだが。まぁ、そこはツッコミを入れるべき箇所ではないだろうから、敢えて触れることもしないけれども。
 随分と食いつくなと思いながら、視線を再び彼女に戻した。
「そんな物に覚えは無いぞ」
「ですが、貴方の話でダブルオーが精神的ダメージをくらっていたのは間違いないんです」
「精神的ダメージ……?」
 何だろう、そんな物を与える話を最近話しただろうか。
「彼は怖い事を話をされたと言っていましたが」
「怖い?……あぁ、あの話か」
 ようやく思い出しした。
 確か、あの時は彼が自分のやっている事を邪魔してきたのだ。暇だからかまえと言う話だったので、腹いせ交じりに怪談話を聞かせてやったら青い顔をして帰って行ったのを覚えている。何せ昨日の事だし。
 あんな物のダメージを引きずっているのかと、本気で呆れる。あんな作り話によくもまぁ、そこまで影響を受けた物だ。いっそ見事と言うべきかもしれない。
「何を話したんですか?」
「単なる怪談だ」
 再度の問いに、セラヴィーはあっさりと答えた。隠すような事でもないと判断しての事である。どうせ色々試して言ったら辿りつくような事なのだから、今話してしまっても何の支障もないはずだ。
 決してこれは、日頃彼に迷惑をかけられている事に対する仕返しなどでは無いのである。
「ついでに今まで話した怪談話を教えておこうか?」
「ありがとうございます」

 






セラヴィーは絶対に怪談に強いタイプだと思う。
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