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制服、という事で、白辺設定。
アビスとカオスとガイア嬢(黒)のお話です。そしてアビス色々ごめんね。
093:制服
あぁ、そうだ。こいつが『暇』という単語を口にした瞬間に、警戒レベルを最大まで引き上げなければならなかったのに。
「アビス、暇だからガイアの制服でも着てみろ」
「………………『暇だから』でどうしてそんな結論に至るのかがオレには全く分からないんだけどな。出来ればオレにも分かるように話してくれないか?」
「別に良いだろう。お前も暇なんだろうし」
「暇じゃねぇから!明日提出の宿題残ってるからな!?ていうか現在進行形でシャーペン走らせてるだろーが!」
「そういえばそうだな……まぁ良いか」
「良くねぇ!」
渾身の叫び声を上げて、アビスは話について行けずに唖然としているガイアの方を見た。
「ガイア、お前からも何か言ってやれ」
「え?」
突然話を振ったからか、彼女は少し慌てた様子を見せ、考え込むそぶりを見せて……数秒後、顔を上げて困った様に口を開いた。
「私の制服じゃあ、アビスとサイズ合わないんじゃないかな?」
「……そこツッコミ所と違うぞ」
「え?あれ?違うの?」
「全然違う」
「いや、そうでもないだろう。確かにサイズは大切だな。……よし、上だけはアビスのシャツを使用可能にしよう。スカートは履いてもらうが」
「スカートの方が無理だろ!」
腰回りとか丈の長さ短さだとか。
上だけいつも通りと言われたって全然嬉しくなかった。
叫びとツッコミとでそろそろ精神的に疲れてきたのだけれど、しかし、そんな自分にカオスが構ってくれるわけなど無く。
何でも無いおように、彼は言葉を続けた。
「そうでもないんじゃないか?ファスナーとか止め具とかを緩めたり外したりすれば、どうにかお前でも入ると思うんだが」
「そんな風に言うならお前がスカート履けよ。オレが入るならお前も入るだろ」
「誰がそんな見世物になる様なマネを進んでやると思うんだ?」
「じゃあそんな事を他人にやらそうとするな!」
超絶マイペースとプチ天然に挟まれるツッコミ常識人。気苦労も絶えないでしょうが頑張ってくださいまし。
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