戦国BASARA弐アニメ録・拾弐

アニバサ録・弐もこれでラストなはず・・・なのですが・・・どうしよう、ノリが全く持っていつも通りです。

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元就「納得いかぬ！我はこの結末に物申すぞ！」

半兵衛「元就君、人間諦めが肝心だと思うよ？」

元就「そのような殊勝なことなど言うておれるか！日輪が負けたのだぞ！？有り得ぬ！」

半兵衛「ふぅん……で、それは太陽的な意味の日輪？それとも要塞？」

元就「両方に決まっておろう！」

慶次「あぁ……決まってんだ」

元就「日輪を一人で止められたこともさることながら、太陽熱に耐えうるなど……ッ」

慶次「あー、うん、確かにゆっきー凄かったよねぇ」

元就「凄いどころではあるまい！あれは何だ！？人間か！？」

政宗「一応人間だったはずだぜ？」

元就「だとしたらなおさら得心行かぬわ！」

政宗「まー、そりゃそうだろうな……」

慶次「普通、人間の力であんなもの止めらんないよねぇ……」

半兵衛「君たちはまだ『普通』なんてものにこだわっているのかい？」

政宗「Ah？お前、さっきからtension低いが何かあったか？」

半兵衛「アニメにおける死亡確定者に対してそのセリフは無いと思うんだけど」

政宗「……Sorry」

半兵衛「分かってくれたなら別に良いよ。で、『普通』についてなんだけどね」

元就「言う事があるというなら早く言うてみよ」

半兵衛「人間が雷呼べたりお守りがテレポートしたりどこからともなく武器出せたりする世界だよ？そんなの今更過ぎるじゃないか」

政宗「……」

慶次「……」

元就「……」

半兵衛「ツッコミ所って、多分他にもたくさんあるんだろうねぇ」

慶次「……なぁ」

政宗「何だ？」

慶次「……半兵衛がやばくない？いつもの半兵衛と確実に何か違うんだけど……」

政宗「気が抜けちまったんだろうな……」

元就「出番終了のお知らせ及び秀吉退場のお知らせが同時に来たからであろうが……」

半兵衛「三人とも、小声だけど聞こえてるよ。あと元就君も僕と同じでしょ」

元就「む？」

半兵衛「君も出番終了のお知らせ来てたじゃないか」

元就「……竹中半兵衛よ」

半兵衛「何かな？改まって」

元就「そなたはバサラのラストにおける怒涛の『死んだ死んだ詐欺』を知らぬのか？」

半兵衛「知ってるけれど……それが？」

元就「我にも適用されるかもしれぬであろう」

政宗「一期のアレで松永久秀生きてたしな……可能性は零じゃねだろうが……」

慶次「でもさ、計算計算言ってる元就にしては随分と希望的観測じゃない？」

元就「……希望的観測であろうとそう思っておらねば……やり切れぬであろうが」

慶次「……そっか……ごめんな……」

元就「……分かればよいのだ」

政宗「ま、元親より喋れたんだし、そこだけは良しとしとけ」

半兵衛「それ以外だと良いとこないしね」

慶次「半兵衛……お前は元就をどうしたいんだ？もっと突き落としたいのか？」

半兵衛「一人は寂しいからね、もう一人くらい諦観キャラが欲しいんだよ」

慶次「お前のそれは最早達観の域まで行ってる気がするんだけど」

元就「不満でしかないが風来坊と同じ意見ぞ」

慶次「不満ってアンタさ……」

政宗「……あ」

元就「……？政宗よ、どうかしたのか？」

政宗「いや……そういや主人公なのに幸村を一回もゲストに呼んでねぇような気がして」

慶次「……そーいやぁ……そうだよなぁ」

半兵衛「秀吉はともかく、元親君やザビー君まで来たのにねぇ」

元就「言っておくが、呼ばぬぞ？」

慶次「だろーねー……」

政宗「元就からすりゃ、自分の道を阻んだ仇敵みてぇなもんだしな」

半兵衛「そう言うと思って呼ばなかったんだよね、彼の事」

慶次「え？マジで？……お前なら事態を面白くするために呼び出すくらいやると思ってた」

半兵衛「最後の最後までグダグダだなんてそんなの、止めるべきだと思ってね」

政宗「……元就、コイツ本当に半兵衛か？」

元就「実に疑わしいが、恐らく同一人物であろう」

半兵衛「コレ言うの二回目だけど……小声でも割と普通に君たちの声、聞こえてるよ？」

慶次「こんだけ近いと内緒話は無理だよな……良く考えると」

政宗「だな」

元就「……しかし、最後の最後までいつもと変わりなかったな」

半兵衛「ま、突然シリアスになるよりはましなんじゃないの？」

政宗「で、次は劇場版だな」

慶次「俺にも出番あるかなぁ」

半兵衛「死んだ死んだ詐欺が起こり得ないだろう退場確定の僕の前でそんな事言うんだ？」

慶次「……ごめんなさい」

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劇場版が楽しみですね。是非とも死んだ死んだ詐欺で元就を復活させて、ちゃんとアニキと戦って決着付けてほしいものですが、はてさて。