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折角だからクリスマスな話を書こうと思って……書いてみたら浅瀬に乗り上げた船みたいな事になった。
そんな感じですがクリスマスです。マイスターズで一期です。そしてハロです。ハロは強いですよ。
というわけで。
メリークリスマスなのです!
~Xmas! 00編~
「え……サンタハロ?」
「サンタハロだな……」
「何故、こんな事に?」
「それは俺が訊きたい」
マイスター四人が円を作り立ち、見下ろす床に転がっているオレンジ色の球体AIは、元気よく耳(?)の部分をパタパタと開閉させた。
その度に揺れる赤い帽子や白い付け髭を唖然と眺めながら、顔を上げる。
すると見えるのは、似たりよったりの表情を浮かべる三つの顔。おそらく自分も同じような顔をしているだろうから、実際は三つでは無く四つなのだろうが。
しかしこれは一体どういう事なのだろう。
状況に全くついて行けないロックオンは、腕を組んで額に手を当てた。かの戦術予報士の仕業、なのだろうか。その可能性が一番高い気がするが、だとしても現状が彼女だけのせいで起こりえたとは到底思い得ない。
サンタグッズを用意したのが彼女であったとしても、それを取り付けるのはハロからの許可を取らなければ難しいだろう。何だか最近、妙に人間くささを発揮しているこのAIが、まさか自分のやりたくない事をやるわけもないだろうし。
と、言う事は。
「ハロ……お前、もしかしてノリノリでサンタコスやってんのか?」
「ナンノコト?ナンノコト?」
君の言っている事僕全然分かんないよー、と言わんばかりに答えてくるハロに、思わず目を細める。何だろう、今の発言は少し棒読み気味だった気がするのだが。いや、彼はAIなのだし、発言が棒読みというかカタコトになるのは仕方のないことではあるのだが、それにしてもいつもよりも棒読み加減が酷い様に思えたのだけれども。
口を閉ざした自分に代わるように、ティエリアが眼鏡を押し上げながら呟く。
「このハロ……そろそろ対策資料を作る必要がある気がするな」
「作れるのか?」
「難しそうだね……」
刹那とアレルヤも同意を示し。
ハロは、何も分かっていない様な雰囲気を纏い、自分たちを見上げていた。
もちろんハロも共犯ですよ。そしてスメラギさんも犯人ですよ。
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