白辺高校・心霊対策室 暇つぶし

心霊『対策』室なのに、全然事件に対応してる話とか書いてないなぁ……とか思いつつ、今回もまた平和なお話。平和って大切ですよね。

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～心霊対策室にて　17：30　・ララァとノワールの会話～

 

「暇ね……しりとりでもしましょうか」

「……何でそうなる？」

「暇だからよ」

「……そうか」

 

 

～心霊対策室にて　17：45　・星→黒→Ζ→死神→室長の順で～

 

「しりとりの『り』から、順は時計回りで良いわね。じゃあ、スターゲイザーからどうぞ」

「私ですか。では……リチウムの『む』。ノワールさん、どうぞ」

「ん？あぁ……『む』？……昔話？」

「……『し』、か……シラス台地」

「何で序盤でそんな微妙なトコ引っ張ってくるんですか。……千歳飴」

「あらあら、美味しそうね。今度作って欲しいわ」

 

 

～心霊対策室にて　17：51　・0083～

 

「メールの『る』よ」

「ルビジウム」

「また『む』か？……百足」

「デンドロビウム」

「……」

「……どうかしのたか？」

「いや……それをアンタが言っちゃうのってどうかなぁって思って」

「ここにGP三兄弟がいないんだから仕方ないだろう」

「そりゃそうですけど……」

 

 

～心霊対策室にて　18：00　・攻め～

 

「じゃ、村」

「ライフル」

「ルテニウム」

「無意識」

「……きび団子」

「ゴール」

「ルール」

「ルテチウム」

「…………スターゲイザー、お前……さっきから何か狙ってないか」

「狙ってません。それに、狙われてるとしたら私の方です」

「あぁ、ララァの『る』攻めか……」

「はい。ですので、私の『む』攻めは特に気にしないでください。まだマシです」

「攻めてるって認めてる時点で、マシとかそういう問題じゃ無いよーな気がすんだけど」

「お気にせず。ではノワールさん、どうぞ」

「『む』……『む』……室町幕府？」

「だから何でそんな微妙な」

 

 

～昇降口　19：00　・ポ○モン～

 

「カール」

「ルビー」

「『び』……ビール？」

「……ルクセンブルグ」

「グミ」

「ミカルゲ」

「ちょっと待て」

 

 

～校門　19：03　・遊●王、そして～

 

「ランタノイド」

「ドリル」

「……ルーマニア」

「えーっと……秋」

「キラー」

「ラーの翼神龍」

「だからちょっと待て」

「あら、どうかしたかしら」

「どうかしたとかそういう問題じゃないと思うんだが」

「あー、オレ、ノワールに賛同。思いっきり他ジャンルってマズイんじゃないかと」

「じゃあ、次からは●を付けるわ。ラー●翼神龍とか」

「いや、だからそんな問題では無くてだな」

「……」

「……スターゲイザー？……どうかしたのか？」

「いえ……多分、私の気のせいだと思うのですが……」

「……？」

 

 

～帰り道　19：30　・あなたの後ろに～

 

「ガーネット」

「『と』……と……戸？」

「……トリィ」

「ってそれ……いや、まだマシか……えっと、『い』？」

「……だと思うが」

「んーっと……イリオモテヤマネコ」

「孤独」

「じゃあ、胡桃」

「……」

「……」

「……スターゲイザー？……ノワール？」

「あれ、突然黙ったりしてどうかした？」

「いや……第六の声が聞こえた気がしてな……」

「第六の声？」

「はい。我々以外の何者かの声が、先ほどから聞こえていたのですが」

「何者かって……あ、それって彼女のこと？」

「か……彼女？」

「何者ですか？」

「何者……と言われてもな……」

「ノワールの後ろで口も避けんばかりに笑っているヒトの事なんだけど」

「……っ！？」

 

 

～マンション・最上階　20：30　・死神、帰宅～

 

「お帰り。遅いって連絡あったから、インスタントラーメン買っといたよ」

「さんきゅ……って待て。……もしかして今晩は全員インスタントラーメンだった？」

「ううん。ボクらはレトルトカレーだった」

「……それもどうかと思うけど遅く帰った身だし、敢えて何も言わない」

「どうも。で、」

「……？」

「ちょっと遅すぎる気がするんだけど……何かあった？」

「しりとりして、ノワール怖がらせ過ぎたせいで遅くなった」

「え？しりとり？」

「っていうかノワールな……あの程度で気絶してたらだめだと思うんだけど」

「……」

「彼女も彼女だよな……人脅かすのが好きだからってさ」

「……ねぇ、」

「ん、何？」

「明日、詳しい話聞かせて」

「ん。了解」

 

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「」の左隣に『死神』とか『室長』とか『黒色』とか『砂岩』とか入れたら分かりやすかった気がするんだけれども……そうすると『彼女』さんがどうしても紛れそうにないので割愛。ちょい分かりにくくてごめんなさい……。
ちなみに『彼女』さんは幽霊ですよ。