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まぁ、全然立ち上がれてないんですけどね……。
そんな感じで三国伝。天玉町一家で、曹操様(と、中学二年生トリオ)です。
09:立ち上がる (三国伝:天玉町一家)
休日、というのは読んで字のごとく、休みの日、ということだ。
今日はそんな日なのだから、多少の寝坊は、一応、黙認出来る。
だが。
「……十一時か」
曹丕のベッド上……丁度枕元辺りに転がっている時計を眺め、曹操は組んでいた腕を解いた。
学校も部活も何も無い日くらい、寝坊をしたって別に問題はないだろう。しかし、だとしてもやはり限度と言う物は存在している。恐らく各家庭ごとにその限度はまちまちなのだろうが、生憎とこの家では十一時は限度を超えに類別されている。
故に、今、自分はここにいるのだ。
ついさき程まで眺めていた時計を手に取り、改めて部屋の中をぐるりと見渡す。
中学二年生トリオの部屋であるこの直方体の空間の中だが、残念ながらここにいるのは自分と弟だけでは無かった。
というか、この部屋の住人は三人とも健在だった。
しかも全員ベッドの上で。
さらに付け加えると、しっかりと布団の中で。
「……」
一人ぐらいは寝ぼけていようが目覚めていようが、とりあえず起き上っているかと思っていたのだが……どうやらそんな事はなかったようである。まぁ、希望的観測であると分かってはいたし、さほど期待もしていなかったのだが、やはり実際に現実を見るとなると、思う所が無いでもない。
この三人を起こす為の労力として、孫策も連れてくるべきだったのだろうか。
十時ごろに叩き起こした同室の顔を思い出して息を吐き、いや、と首を振る。むしろ、自分が来るのでは無くて彼を差し向ければ良かったのではないだろうか。あるいは呂布でも構わない。その場合は起こされる側が無傷で済むかは分からないが、そんな事は自分の知った事では無い。自分で起きてこない方が悪いのだ。
そして、起きてこなかったのだから何をされても文句は言えないだろう。
ふ、と笑って、曹操は時計を静かに持ち上げた。
時計はこの後
①曹丕の顔に落とされる
②曹丕の顔に投げつけられる
③投げるor投げつける、が、寝がえりでよけられる
の、どれかの結末を迎えます。曹操様は曹丕に容赦ないんだよ。
……しかし、誰も立ち上がってないな。お題通りになって無い……いや、とりあえず「立ち上がる=ベッドから降りる、に至るまでの過程」てきな感じで。一応、関連付けたいなぁって思ってはいるのですよ……出来ないだけで。
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