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シークレット・メモリーも久々ですね……。
とりあえず我が家設定で、ジョットとGのお話です。
16:飛び降りる (Re:シークレット・メモリー)
「そういえば、何で階下に行くのに階段なんてものを使わなければならないんだろうな?」
「……は?」
初代ボンゴレの唐突な言葉に。
Gは、思わず呆けた声を上げていた。
「……何でンな事考えてたんだ?」
「何となくな。この部屋から階段までは割と距離があるし、いちいちあそここまで行って階下に下るというのも面倒だと思ったんだ」
「階段使うのを面倒に思うのなんて、お前以外にいねぇだろうよ……」
「いや、この間、他のも同じように言ってたぞ」
「他の? 誰だ?」
「デイモンとかアラウディとか」
「……あー、」
確かに、彼らなら言いそうだった。
……けれども。
「他の奴らは言わないだろ、そう言う事」
「そういえばそうだな」
「じゃあ、そういうことだろうよ。アイツら二人はイレギュラーみたいなもんだしな」
「なら、Gは、階段の所まで行くのが面倒だと思って、何となく窓から外に飛び降りたいと思った事はないのか?」
「……無い」
不覚ながら、返答までに少しの差を作ってしまった。
何故かと言えば、それは、今ジョットが口にした事を一回も考えなかったと言いきることが出来ないからである。多少高い場所からならば飛び降りても平気だと自覚してしまっているが故に、そういう思考に至る事は時折あるのだ。
とはいえ、自分は彼の様にそんな考えを口に出したりはしないし、実行しようとも考えない。その事に対する理由は、わざわざ言う必要も無いだろう。
まぁ、そういうわけだから。
「……ジョット、」
「何だ?」
「非常時はともかく、日常では実行しようとしたりするなよ?」
「駄目なのか?」
そうしてジョットは心底不思議そうに首を傾げ。
「……」
Gは、深く息を吐いたのだった。
階段を使うのが面倒だと思うかどうかはともかくとして、窓から飛び降りたいと思った事がある人は割といるんじゃないのかなぁ、とかね。危ないからあまり実行はしてほしくないですが。
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