しゃぼんだま入門

会話文オンリーな、W組の幼少期みたいなお話。ただし出るのはウイングとデスサイズとナタクのみ。
小さい時なら、まぁ、こういう事もあったんじゃないかなー、みたいな感じです。

---

～幼少期のとある１シーン

 

 

 

N「……なにをしている？」

D「なにって、しゃぼん玉だけど」

N「シャボン玉……？」

D「……あ、もしかして、ナタク、やったことない？」

N「……あぁ」

D「そっか……まぁ、おまえ、ヒマがあったら、訓練だの特訓だの修業だのばかりだもんな。こんなのやることないか。……やってみる？」

N「良いのか？」

D「もちろん。……んじゃ、まずコレ」

N「……なんだコレは？」

D「しゃぼん玉やるにあたって、とりあえず大切なモノ？　……まず、この長いやつの大きい口のほうを、この液につけます」

N「……つけたぞ」

D「つぎに、小さいほうの口をくわえて」

W「思いきり息を吸う」

N「っ！？　……げほっ……がっ……っ」

D「わっ！？　ナタクだいじょうぶか！？　……ってかウイング！　いきなり出て来てなにすんだよ！」

W「お約束だろうと、思わずな……というか、本当に吸うのか」

N「とっ……とつぜん言われたら……げほっ……やりかねんだろうが……っ」

W「まぁ、やりかねんと思ったからやったんだがな」

D「そんな普通に受け答えてんなっ！　少しは反省しろって！」

W「反省はしているぞ？　後悔はしてないが」

D「じゃあせめて謝罪くらいしとけ！」

W「……心のこもっていない形だけの謝罪でもか？」

D「いやいや、心ぐらいこめろ！」

N「……はー」

D「……あ、落ちついた？」

N「なんとかな……それと、ウイング。この借りは返すぞ」

W「断る」

D「断る、って……あー、もう、お前ってやつはさぁ……」

---

何故か、しゃぼん玉のやりかたをデスサイズから習うナタク⇒ウイングの「思い切り吸う」（本編にあるみたく）、という情景が浮かんだので形にしました、みたいなお話です。
……しゃぼん液とか、少量でも飲みたくないですよね。