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詩的20のお題もこれで終了なわけですかね。なんだかんだで長引いちゃったなぁ……。
17:月夜 (Re:ヴァリアー)
与えられていた任務を終わらせ、本部に帰ったのは深夜も少し過ぎ去ってしまった頃。
だから、既におおよそのメンバーは眠ってしまっているだろうと思っていたのだが。
明々とした光で満たされている談話室の入り口……ドアを開いたところで、スクアーロはついつい呆れの表情を浮かべた。
「……何でまだ起きてんだお前らは」
「あ、スク。おかえり」
「おかえり、じゃねぇよ」
ひらりと手を振るベルフェゴールの頭を軽く小突いてから、彼の隣でふよふよと浮いているマーモンの方を見る。
「どういうことだぁ?」
「いや、ちょっとベルと賭けをしててね。その結果を見るために眠いのを我慢して、こうして起きてたんだよ」
……眠いなら眠ってしまえ。
そう思いはしたが、口には出さなかった。そんな事を言ったって「だって眠りたくなかったんだよ」なんて言われて終わりに決まっている。……見えきっている不本意な結末にわざわざ手を伸ばす気はない。
ソファーに腰を下ろし、改めて話の続きを促す。
「で、その賭けってのの内容は何だ」
「スクアーロがいつ帰って来るかだよ」
「そうそう。日が昇る前か後か、で賭けたんだよね。ちなみに王子は昇る前に一票入れた」
「……てことは、マーモンが負けか」
「そーいうこと。なのにマーモン全然悔しくなさそうでさー、何だかつまんない」
「お金も何もかかってないからね、今回の賭けは。負けたところで痛くも痒くもないさ」
不満げなベルフェゴールにそう言って返し、マーモンは小さく欠伸をした。
「……さて、賭けも終わったしもう寝ようか」
しかしヴァリアーとか久々すぎて……なんか色々忘れてる感じがするのですが。
まぁ、この三人組は結構好きだし、また書いたりするんだろうかなー、とか思ってみたり。
与えられていた任務を終わらせ、本部に帰ったのは深夜も少し過ぎ去ってしまった頃。
だから、既におおよそのメンバーは眠ってしまっているだろうと思っていたのだが。
明々とした光で満たされている談話室の入り口……ドアを開いたところで、スクアーロはついつい呆れの表情を浮かべた。
「……何でまだ起きてんだお前らは」
「あ、スク。おかえり」
「おかえり、じゃねぇよ」
ひらりと手を振るベルフェゴールの頭を軽く小突いてから、彼の隣でふよふよと浮いているマーモンの方を見る。
「どういうことだぁ?」
「いや、ちょっとベルと賭けをしててね。その結果を見るために眠いのを我慢して、こうして起きてたんだよ」
……眠いなら眠ってしまえ。
そう思いはしたが、口には出さなかった。そんな事を言ったって「だって眠りたくなかったんだよ」なんて言われて終わりに決まっている。……見えきっている不本意な結末にわざわざ手を伸ばす気はない。
ソファーに腰を下ろし、改めて話の続きを促す。
「で、その賭けってのの内容は何だ」
「スクアーロがいつ帰って来るかだよ」
「そうそう。日が昇る前か後か、で賭けたんだよね。ちなみに王子は昇る前に一票入れた」
「……てことは、マーモンが負けか」
「そーいうこと。なのにマーモン全然悔しくなさそうでさー、何だかつまんない」
「お金も何もかかってないからね、今回の賭けは。負けたところで痛くも痒くもないさ」
不満げなベルフェゴールにそう言って返し、マーモンは小さく欠伸をした。
「……さて、賭けも終わったしもう寝ようか」
しかしヴァリアーとか久々すぎて……なんか色々忘れてる感じがするのですが。
まぁ、この三人組は結構好きだし、また書いたりするんだろうかなー、とか思ってみたり。
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