みりラジ・第十一回

二人と言わず、毎回三人ぐらいで対話してもらっても良いかもしれないと思う今日この頃。
今回は張飛と司馬懿。

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張飛「第十一回みりラジ担当、張飛様だぜ！」
司馬懿「同じく、司馬懿である」
張飛「そういやテメェ、今回やっと初登場なんだよな。もっと早く出て来ても不思議じゃ
　　　ねー奴なのによ。意外だぜ」
司馬懿「うむ、我ながら随分と遅い登場だと思っているのである。不肖の弟子にまで先を
　　　　越されてしまうとは……天は、誰がこの収録スタジオを作ったと思っているのか。
　　　　それを考えれば、これが不当な審判であるのは明白であるぞ」
張飛「ん？　このスタジオはテメェだけで作ったのか？」
司馬懿「然り。企画立ち上げ及び遂行は郭嘉の、スタジオなどの整備は私の担当である」
張飛「てことは設立費は全部そっち持ち？」
司馬懿「いや、費用は割り勘である」
張飛「……そこは一人でやるとか、七割負担とかしろよ。師匠だろうが」
司馬懿「それはそれ、これはこれである。…………時に、尋ねたい事があるのだが」
張飛「あん？　何だ？」
司馬懿「みりラジに足りない物があるとしたら、それは何だと思う？」
張飛「ンな事急に言われても湧かんねぇよ」
司馬懿「であるか」
張飛「つーか突然どうしたんだよ」
司馬懿「……みりラジとは即ち、『三璃紗英雄ラジオ』である」
張飛「あー、そういや正式名称それだったか」
司馬懿「そう、つまりこれはラジオ番組なのである」
張飛「それは分かった。で？」
司馬懿「ラジオ番組にしては、コーナーが少ない気がするのは気のせいであろうか？」
張飛「コーナーが少ない……って、そもそも一つもねーだろ」
司馬懿「そう、全く無い。故に思ったのである。これは由々しき事態なのではないのかと」
張飛「あぁ、まぁ、何もねぇせいで毎回自由に駄弁って愚痴るだけで終わってるわな」
司馬懿「そこで、何かコーナーを作ればいいのではないかと弟子共々考えたわけであるが」
張飛「まさか……テメェらでも何も浮かばなかったとかいうわけか？」
司馬懿「いや、浮かび過ぎてどれを選べば良いのか分からなかったのである」
張飛「それはそれで何かアレだな……ん？　てかよ、何もねぇって言った後にこう言うの
　　　もなんだけどよ、コーナーあるじゃねぇか。五回ごとにゲスト呼んだりするアレとか」
司馬懿「あれは、毎回、というわけではないのである。五回中四回は行なわない」
張飛「そりゃそうなんだけどよ」
司馬懿「よって、あれは数には入れないのである」
張飛「……しっかしよぉ、やっぱり、いきなりンな事言われても何も出てこねぇぜ」
司馬懿「では、次回までの宿題という事にしておくのである。ちなみに回答義務は全員に
　　　　あり、かつ回答しなかった者には罰ゲームがあるのでそのつもりで」
張飛「は！？　罰ゲームとかマジでかよ！？」
司馬懿「マジである。罰ゲームの内容は、そうであるな……一カ月トイレ掃除当番などか」
張飛「……一カ月とか本気で罰与えにいってんな」
司馬懿「そうでなければ意味など無いのである」
張飛「はー……仕方ねぇ。次担当になるまでに考えといてやらぁ」
司馬懿「妙に素直であるな。もう少しごねられるかと思っていたのだが」
張飛「煩ぇ。……トイレ掃除なんて誰が好んでやるかよ」
司馬懿「何か言われたか？」
張飛「なんでもねぇよっ！」

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トイレ掃除ははじめは一週間にしようと思ってたのですけれど、でもどうせなら一カ月かなー、と。だってそっちの方が大変そうじゃあないですか。