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式ワタリによる、好きな物を愛でるブログサイト。完全復活目指して頑張ります。
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もしもマイスターズ以外ができたら困るなぁ、とか。




~ゲームのお話~

「デュナメスは使いにくい」
「オイ、いきなりそりゃねぇだろ!?」
「だが事実だ」
 突っかかってくるロックオンに、ハッキリキッパリと告げてやる。
 デュナメスの射撃能力は認めよう。少し離れている相手にでも、姿が見えればタメ撃ちはほぼ100くらいの命中率。だが、ダッシュの時の速さもイマイチ、さらには剣戟も微妙。
 やはり、エクシアが一番だ。一番使いやすい。切って切って切る。単純にして明快。さらには攻撃力も高いから楽。プレイヤーのことを一番よく考えている。ダガーの命中率の方は、あえて何も言わない。剣の攻撃力の高さで補っているから。
 それに、とある条件を満たしたら、白くもなれる。さすがはエクシアだ。
「あと、キュリオスも使いやすい。あのミサイルは反則並だ。それに素速い」
「そう?それは嬉しいな」
 微笑むアレルヤに、こちらが嬉しくなってくる。
 素速いキュリオスは、一対一のボス戦に向いていると思う。相手が何かをする前に懐に飛び込んで、剣を一閃させる。ガードされても、タメ→三連攻撃の流れで行けば、最後の一回くらいは当たるし。さらに、飛行形態は速い。追撃ミサイルは壁向こうの相手にだって当たる上に、全て当たるとある程度HPを削ることが出来る。
 危ないところと言えば……防御力か。
「ヴァーチェは……デュナメスよりもマシだと言っておく。ノロい」
「だが、バズーカの威力と防御力で、その欠点は補っている。ナドレにもなれるしな」
「ナドレはヴァーチェよりも脆いぞ?」
「素速くなるのだから、プラスマイナス0だろう」
 確かにそうかも知れない。偉そうに言っているのは気に入らないが、ティエリアの言い分ももっともだ。
「ということは、やはり役立たずはデュナメスか?」
「でも……使う人の技量とかもあるよ?」
「そんなものに頼らないといけない点で、すでに役立たずだろう」
「刹那……ティエリア……それに、なにげにアレルヤも……」
 ロックオンが泣いていたのは、敢えて無視。

(2008/06/08)


~二期について~

S「ボレロ……か」
T「そのうち戦隊モノのオファーが掛かりそうだな…」
L「いやいや、っていうかそれより俺どうなってんだ?」
T「そこは想像が出来ますので無視しても大丈夫でしょう」
L「え、そんなに簡単な問題なのかこれ?」
S「当然だ。想像が付くからな……それよりも、問題はボレロだ」
L「そんなに気になるか、お前ら…」
T「見慣れれば違和感がない、だと……?…始めは違和感なそれを着る俺たちの身になれ」
S「同感だな。本当に『CB戦隊~』とか言い出しそうで自分が怖い」
L「いや、刹那……お前はそーいうキャラじゃないし心配いらないと思うぜ?」
S「だが……」
A「え?みんな、あの制服嫌いなの?」
T「何、だと……?」
A「だってお揃いだよ?みんな一緒なのに……」
S「あぁ、お前はそう言うのが好きそうだな」
L「ま、ティエリアだって刹那だって、本気で思ってはないって、な?」
A「本当……?」
T「……まぁ、妥協できる点があるから着ている」
S「俺はそれほど衣類に興味はない」
L「行ってることが先と百八十度違う気がするんだが…」
S「気にするな、ロックオン・ストラトス」
A「そっか……そうだよね。お揃いだし、ね?」
T「君はお揃いが本当に好きらしいな」
A「何だか心も繋がってる感じがして、いいなぁって……」
S「そうか……」
L「そういや、ハレルヤは新制服に関しては?」
T「フン、どうせ嫌だとか何だとか我が侭でも言っているのだろう?」
A「面白いって言ってるよ、ティエリア」
T「……!?」
L「……へぇ、意外なところで賛同が…」
A「戦隊ならオレンジは俺だからピンクはお前なって言ってるけど……これは?」
S「……ナイスチョイスだと伝えてくれ、アレルヤ」
A「え?あぁ、うん……?でもピンクって……どういうことかなぁ?」

(2008/10/05)


~神よ、彼の剣を与えたもうたその理は~

剣など無ければ良い

銃など無ければ良い

非情など無ければ良い

無知など無ければ良い

武器など無ければ人は争わぬ

過ちなど無ければ人は争わぬ

では、それを踏まえて神に問おう

何故、人間に武器を与えた

何故、人間に過ちの余地を

万能だというのなら答えてみるが良い

全能だというのなら納得できる道理を

答えよ、応えよ

我々

汝が愚行の故にヒトを歩めぬモノ

汝が愚考の故にヒトを外れしモノ

神よ

応えよ、答えよ

(2008/10/05)


~みんなで鍋パーティ!Aチーム~

「というわけで鍋パーティだ」
「何が『というわけ』なのかが分からないけどな…」
 呟きつつ、ライルはチラリと鍋の中身を見た。
 真っ赤に染まったキムチ鍋の中身を。
「これ……食えんの?」
「食うんだよ。残したらテメェ、後でボコるからな」
「……どちらさん?」
「あ?」
 机を挟んで向こう側のアリオスのマイスターそっくりの青年は、一度じろりとこちらを見た後、再び鍋の中へと視線を戻した。自分には全く興味がない……という態度である。
 まぁ良いけど…と、改めて赤い液体の方へ意識を向けた。
 キムチ鍋の素だけでなく、本当のキムチまで多量に入れてしまったこの鍋。正直、人間が食べる食べ物ではない。だからといって犬などに食べさせると、泡を吹いて倒れてしまいそうでもあり……つまり食べ物でなく、むしろ兵器。
 ガンダム以上に破壊力があるんじゃないかと疑いつつ、中身を取ろうかどうしようかと悩んでいる内に、ことん、という音と共にタップリと赤い液体の入っている器が直ぐ目の前に置かれた。
 顔を上げれば、無表情が逆に恐ろしい教官殿の姿。
 そして、一言。
「食え」
「俺だけ?そちらさんは?」
「誰が食うか、ンな食べ物とも言えねぇ物を…ってなわけだから、テメェが全部食えよ」
「ちょ、何だその無茶ぶり!?」
「言っておくが拒否権はないぞ、ライル・ディランディ」
「無いの!?」
「そんなに嫌なら、別に食わなくても良いぜ」
 教官殿と言葉のキャッチボールをしていると、ふいに、知らない青年が言った。
 救いの言葉かと思わず顔を上げて…ニマリとした笑みを見て悟る。救いなんてあるわけがなかった。
「食わねぇなら、後でボコるだけだからな」
「……」
 その言葉を受けて、ライルは黙って箸(使えるかとのツッコミは厳禁)を取った。
 食べるのと、ボコられるの…どちらが危険かは、彼らの空気を感じて充分に理解した。

(2008/12/07)


 ~みんなで鍋パーティ!Bチーム~

「なぁ、一つ訊きたいんだが…」
「何だ」
「俺、ここにいていいのか?」
 それは、程よい辛さのキムチ鍋をつつき始めたときから思っていた疑問で、私的には……いてはいけないような気がする。
 が、刹那は首を横に振った。
「ここは無法地帯だ。アンタがいても問題はない」
「というか…僕らとしては、いてくれた方が嬉しいですから」
 アレルヤも微笑みながら言い、ニールは暖かな気持ちになった。
「そりゃありがたい事だな……ていうか、ティエリアは?」
「ティエリアはライルとハレルヤと一緒だ」
「へぇ、ライルとハレルヤ……ってハレルヤぁ!?」
 アレルヤいるのにどうして!?と混乱していると、苦笑混じりのアレルヤが口を開いた。
「分裂しちゃいまして」
「そんな簡単に分裂して良いのか?」
「構わないだろう。ここは無法地帯だからな」
「……無法地帯って、それ、かなり魔法の呪文じゃね?」
 何だかその一言で全ての超常現象が許されてしまう気がする。そして実際に許されているワケなのだが……まぁ、そこは良いとしよう。無法地帯なのだから。
 疑問は全て解決したとばかりに肉を口に運びながら、成長した刹那を見る。
 四年経って……かなり背が伸びた。自分やアレルヤにはやはり及ばないものの、それでもこれだけの背があったら充分なはずだ。
「…どうかしたか?」
 こちらの視線に気付いたのだろう、手を止めて刹那がこちらを見た。目には訝しげな光で、何で自分が彼を見ていたかが分からないようだ。
 それはそうだろうと思いながら、ニールは穏やかに微笑んだ。
「お前、大きくなったなぁって、な」
「目標はアレルヤ越えだったんだが…」
「いや…さすがにそこまでは無理だと思うよ、刹那」
「だよな。越されたら俺らの年上の威厳とか色々と…な?」
「知らない」
「…即答かよ」

(2008/12/07)


 ~第六回餅つき大会~

「なー、教官さーん」
「いい加減にティリアと呼べ。苛立たしい……で、何だ?」
「これ何?」
 ライルが顎でしゃくった先には、どこから誰が用意したのか餅つきセットの姿があった。餅米もしっかりと用意してあるという準備のよさに訝しく思うのは、きっと自分だけではないと思ったのだが……他の三名のマイスターはそれほど驚いた様子もない。漂い出ている感情は三者三様だったが。
「餅つきセットだ」
「いやな、それは見たら分かる」
 無関心そうな刹那が分かり切ったことを言い、訊きたいのはそれがどうしてここに……ということなんだけどな、と頬を掻く。
 すると、少し楽しげに笑っているアレルヤが解説を付け加えてくれた。
「スメラギさんですよ。何だか毎年新年はこれをしようってことになってるらしくて」
「どーいう経緯でそうなるんだ……?」
「思いつきっていうのだと思いますよ?」
「全く……あの戦術予報士の思いつきも困ったものだな」
 諦めと呆れの混じった表情で息を吐いたティエリアは、ちらりと餅つきセットを見て、再び溜息を吐いた。
「何故、僕たちが餅をつかなければならないんだ……」
「諦めろ、ティエリア。もう毎年恒例行事だ」
「だよねぇ……あ、誰がどれやる?」
「俺がつく。アレルヤがサポートをしてくれ」
「では、僕はあちらでついた餅を置く物を用意している」
 サポートというのは多分、ついている最中に水を付けた手で餅をどうこうする、あの役だろうと思いながら……どうしてか手慣れている様子の彼らが不思議だった。まさか、手慣れるほど餅つきの経験があるのだろうか。
「なー……アンタら、何回やったことあるんだ?」
「餅つきか?……何回だったか…」
「今回で六回目だよ、刹那」
「六回!?」
 叫びながら、それなら慣れるのも仕方がないかと、そうライルは思った。

(2009/02/11)
 

~不思議なオーダー~ 

「あの……これ、で、本当によろしいのですか?」
「あぁ、構わない。それで頼みたい」
「はぁ…」
 私は手元にある、注文の品の、デザイン画を眺めた。
 ボレロ、だった。
 正直、こんな服をどこで、何で着るのだろうと、思うのだけれど。それに、一着ならまだ分かる……ような気がするが、それが五着やら十着やら……千着近くあったりしたら、私でなくても訝しく思うに違いない。
 これだけたくさん作ってどうする気だろう……。
 しかも黒色がいっぱい……。
 とても、それを聞きたいような衝動に駆られたが、私はしがない一般店員である。自らの領分を超えてまで質問をする気は無い。
 というか。
 そういうのを差し引いても、こういうのはあまり関わりたくないような…。
「…?どうかしたか?」
「え…あ、その、何でもありません!」
「……?そうか?」
「えぇ!」
 突然の問いに私はワケもなくあわてて答えた。
 紫の髪の青年は首をかしげながらも、納得するほか無かったらしい。それっきり、問いらしい問いは発しなかった。
 それに感謝しながら、私は注文の話を進めることにする。
「……ところで、なのですが」
「何だ」
「これだけの服を作るとなりますと、だいぶお値段が…」
「問題ない。そのくらいなら準備出来ると言っていた」
「へ?言う?」
「料金を払うのは僕ではない、ということだ。…しかし、これだけの金額を端金と呼んでいたが……実際どうなんだ」
「さぁ…私には分かりませんけれど……」

(2010/05/06)
 

~素晴らしき便利店~
 
 新たに二人の来客を迎え入れたコンビニにて。
 刹那はじぃ、と山のように積まれた雑誌を見ていた。
 その情報を提供すると言う週刊誌たちは、こぞってCBの…ガンダムの事を記事にしていた。世界に対して宣戦布告もどきをしたのは最近だから、こうなるのは当たり前だったが、刹那にとって誤算となる事が、一つ。
 写真である。
「やはり本業には勝てない…」
 雑誌に映るガンダムの姿は、多少ブレているものがあるにしたって素晴らしい物ばかりだったのだ。撮る角度や入ってくる光を計算しつくし、危険を顧みずに撮影を試みるカメラマンの姿が浮かぶほどに、それらは自分に感銘を与えたのである。
 負けた、と思った。
 というか、弟子入りしたいと本気で思った。
 何せ……載っている写真のどれもに、自分で撮った写真たちは遠く及ばないのである。折角ガンダム用アルバムを作っているのだから、出来る事なら最高の写真でそれを埋め尽くしたいと思っているのに。
「本当に…弟子入りさせてくれないものか…」
 冗談抜きでそんな事を呟く刹那の背後では、ティエリアが呆然とインスタント食品を手にとって見ている。さっき確認したから間違いない。
「そんな……お湯で三分だと!?たったそれだけの時間で昼食が出来ると言うのか!?」
 確かに、あれは衝撃的だった。雑誌の写真を食い入るように眺めながら同意する。初めてそれらを見たとき、自分は頭を殴られたような衝撃を受けた。まさか、お湯があれば出来る食事があるとは思ってもいなかったから。…以来、カップヌードルはお気に入りの昼食あるいは夕食になった。
「凄いね…ハレルヤ、ここって二十四時間ずっと営業してるんだって」
 心の底から感動しているあの声は、アレルヤの物だろう。
 きっとハレルヤはそんな彼の様子を笑いながら、心中で驚いているに違いない。
 そんな中。
「…お前ら……そんなに良いか?」
 ただ一人、コンビニ経験者たるロックオンだけは動じていなかったのだが。
 それを見て、この素晴らしさを理解できないなんてもったいない…などと思いつつ。
 刹那は一番気に入った写真の載ってる雑誌を手に取り、会計へと向かった。

(2010/06/06)


~嘘予告:RPGっぽく~ 

 そこは剣と魔法が生き残る世界。
 存在するたった三つのだけ国は互いに反目しあい、相手を打ち負かし己が頂点に立つ瞬間のみを夢見て、虎視眈々と隙を窺い生命線を切り裂くべく静かに静かに、敵対を続けていた。
 そんな時、一つの存在が地上へ降り立つ。
 それが魔王・リボンズ。
 彼によって世界は一つにまとまったが、そこは既に人々の物ではなくなっていた。かの存在の眷属たる魔族・イノベイターによって恐怖統治が始まったのである。
 魔に属する彼らの脅威を目の当たりにした人々は語る。諦めるしかないのだと。抵抗などしても無駄なのだと。魔王に、魔族に勝つことなど……不可能なのだと。
 しかしそんな中で諦めを知らず立ち上がる青年がいた。
 彼の名は刹那・F・セイエイ。
 たった一人だけの勇者は聖剣・ダブルオーを手に、魔王を打ち倒すべく旅に出る……
 

 
 
 ……何だこれは」
「何だこれはって、原稿だけど」
「何の」
「さぁ……?とりあえず、僕はスメラギさんに刹那に渡せって言われただけだから」
「またスメラギの思いつきか……」
「……かも。あと裏設定でがあって、ケルディムは弓、アリオスは盾、セラヴィーは杖なんだよ」
「杖?」
「魔法だって、魔法」
「あぁ……殲滅戦か。トランザムはどうなった?」
「一定時間だけ全パラメーターを上げる補助魔法だって。誰でも使える系の」
「それが無難か……」

(2010/08/09)
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