式ワタリによる、好きな物を愛でるブログサイト。完全復活目指して頑張ります。
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あの五人が普通に仲良くなるのって、結構奇跡な気がしてきた…。
どんだけ個性豊かなんだよって、ね。
割と奇跡ですよねぇ…こう考えると。綺麗に歯車がかみ合ってる感じが奇跡です。
「無理ッ……です…」
「……目に隈が出来ているが……もしかして一晩中考えていたのか?」
「はい……」
「で、結果が『無理』とはな…」
やはり難しいか、とトールギスⅢは溜息を吐いた。
……いやまぁ、何となく分かっていたけど。
「ボクには色々と無理です…橋渡しなんて不可能です……ッ」
ガクリと床に手を付いているサンドロックを見て、少々無理難題を与えてしまったのだろうかと後悔する。……が、こればかりは自分がどうこう出来る問題ではないので、結局の所は誰かに頼まなければならないわけで。
結果、一番適していそうな彼に白羽の矢が立ったのだった。
「一人ずつ仲良くなっていけばいいと思うのだが…」
「ナタクに話しかけたら『戦え』と言われる気がしますが…?……ボクはまだ死にたくありませんよ…?」
「……そうか」
そこを言われると、何とも弱い。
…しかし、出会って一週間も経って進展も何もないのは如何なる物だろうか。
対策を講じなければ、と思うのも妙ではない話だ。
サンドロックに手を貸して立たせて、状況は?と訊く。……まさか、誰とも仲良くないとか言う話は、彼に至っては無いだろう。
「状況ですか……とりあえず、ヘビーアームズとはそこそこに」
「あぁ、あそこは取っつきやすそうだな」
「彼とは会ったときに少し話して以来、割と仲良くしてますから」
ただ……と、口元に手を当てて、困ったように彼は言った。
「ナタクは保留するとして、他の二人と話す機会が実は無いんですよね」
「そうなのか?」
答えながらも有り得る、と納得する。
任務の関係で会える時間が限られている上に、ウイングの場合は暇さえあればフラリとどこかへ去っていく。そして、丁度良い場所に着いたら自爆をするのだ。だからつまり、彼のスケジュールの中に『他のヒトとの触れ合いの時間』というのは無い。
デスサイズはと言うと、そんなウイングを探しにいくために、やはりウイング同様の遭遇率の低さになってしまうのだ。何もないときも、あまり皆の所に顔を出そうとはしていないようだから。……仲良くなるのが怖いんだろうと、勝手に結論付けているが。
いい加減自爆のしすぎで死にそうな気がしなくもないウイングのことが不安で、それを探して手当をしているデスサイズ……この二人はそういう経過を経て、大分、仲が良くなっている。
だから、どちらかと仲良くなれれば何とかなるだろうが…それが難しいのか。
どちらとも話す機会が無いと言うし。
「何だか……避けられてる気がするんですよ」
「というと?」
やっぱりか、と思いながらも続きを促す。
「ウイングの方は必要ないって感じで、デスサイズのほうは……よく、分かんないです」
「…そうなのか」
こちらは、そのままの意味で。
成る程、分からない…ときたか、と。
それもそうかもしれない。サンドロックは、彼が死神であることをまだ知らないから。知ればきっと、理解してくれるだろうが。
では何故自分は知っているかというと、それは五人の保護者的立場に収まってしまったからに他ならない。ある程度の知識がないとそれは出来ないので、その関係で聞き出したのだった。
「焦ることはない。時間はたっぷりとあるからな」
「たっぷり……ですか」
「そうだ。……というか、ミッション開始から一日経っただけで諦めるのは、実際どうかと私は思うのだが?」
「……ですよね」
そこは思っていたらしい。サンドロックは苦笑を浮かべていた。
「じゃあ、今後の方針として、まずはデスサイズの方に当たってみます。ナタクは先に言ったように有効手段が見つかるまで保留で、ウイングは……その後じっくりと」
「妥当だな」
その作戦で行くと、上手くいけばデスサイズの次にウイングが仲間入りするワケなのだが、さすがにそこまではサンドロックも分からないだろう。
そんなのは関係なく、とりあえず五人が仲良くなってくれれば良いと切に願うのだが。
とりあえず頑張れサンドロック。
「……目に隈が出来ているが……もしかして一晩中考えていたのか?」
「はい……」
「で、結果が『無理』とはな…」
やはり難しいか、とトールギスⅢは溜息を吐いた。
……いやまぁ、何となく分かっていたけど。
「ボクには色々と無理です…橋渡しなんて不可能です……ッ」
ガクリと床に手を付いているサンドロックを見て、少々無理難題を与えてしまったのだろうかと後悔する。……が、こればかりは自分がどうこう出来る問題ではないので、結局の所は誰かに頼まなければならないわけで。
結果、一番適していそうな彼に白羽の矢が立ったのだった。
「一人ずつ仲良くなっていけばいいと思うのだが…」
「ナタクに話しかけたら『戦え』と言われる気がしますが…?……ボクはまだ死にたくありませんよ…?」
「……そうか」
そこを言われると、何とも弱い。
…しかし、出会って一週間も経って進展も何もないのは如何なる物だろうか。
対策を講じなければ、と思うのも妙ではない話だ。
サンドロックに手を貸して立たせて、状況は?と訊く。……まさか、誰とも仲良くないとか言う話は、彼に至っては無いだろう。
「状況ですか……とりあえず、ヘビーアームズとはそこそこに」
「あぁ、あそこは取っつきやすそうだな」
「彼とは会ったときに少し話して以来、割と仲良くしてますから」
ただ……と、口元に手を当てて、困ったように彼は言った。
「ナタクは保留するとして、他の二人と話す機会が実は無いんですよね」
「そうなのか?」
答えながらも有り得る、と納得する。
任務の関係で会える時間が限られている上に、ウイングの場合は暇さえあればフラリとどこかへ去っていく。そして、丁度良い場所に着いたら自爆をするのだ。だからつまり、彼のスケジュールの中に『他のヒトとの触れ合いの時間』というのは無い。
デスサイズはと言うと、そんなウイングを探しにいくために、やはりウイング同様の遭遇率の低さになってしまうのだ。何もないときも、あまり皆の所に顔を出そうとはしていないようだから。……仲良くなるのが怖いんだろうと、勝手に結論付けているが。
いい加減自爆のしすぎで死にそうな気がしなくもないウイングのことが不安で、それを探して手当をしているデスサイズ……この二人はそういう経過を経て、大分、仲が良くなっている。
だから、どちらかと仲良くなれれば何とかなるだろうが…それが難しいのか。
どちらとも話す機会が無いと言うし。
「何だか……避けられてる気がするんですよ」
「というと?」
やっぱりか、と思いながらも続きを促す。
「ウイングの方は必要ないって感じで、デスサイズのほうは……よく、分かんないです」
「…そうなのか」
こちらは、そのままの意味で。
成る程、分からない…ときたか、と。
それもそうかもしれない。サンドロックは、彼が死神であることをまだ知らないから。知ればきっと、理解してくれるだろうが。
では何故自分は知っているかというと、それは五人の保護者的立場に収まってしまったからに他ならない。ある程度の知識がないとそれは出来ないので、その関係で聞き出したのだった。
「焦ることはない。時間はたっぷりとあるからな」
「たっぷり……ですか」
「そうだ。……というか、ミッション開始から一日経っただけで諦めるのは、実際どうかと私は思うのだが?」
「……ですよね」
そこは思っていたらしい。サンドロックは苦笑を浮かべていた。
「じゃあ、今後の方針として、まずはデスサイズの方に当たってみます。ナタクは先に言ったように有効手段が見つかるまで保留で、ウイングは……その後じっくりと」
「妥当だな」
その作戦で行くと、上手くいけばデスサイズの次にウイングが仲間入りするワケなのだが、さすがにそこまではサンドロックも分からないだろう。
そんなのは関係なく、とりあえず五人が仲良くなってくれれば良いと切に願うのだが。
とりあえず頑張れサンドロック。
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