お題：黄 20.出口

正直、何を書きたかったのだろうと自分でも思う…けど、何を書きたかったかは何となく分かるという。いや、自分で書いた物ですから、自分が分かるのは当然として。
皆様はどうぞフィーリングでお願いします。

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20．出口



　私の存在理由は戦うこと。

　戦いこそ全てと言う気はないけれど、戦いがなければ私は私でなくなる。

　私の存在理由は戦うことなのだから。



　私という存在は、戦場でのみ確立される。
　私という存在は、戦闘でのみ是認される。



　私は、そういう存在なのだ。


　そして、そういう存在でなければならない。


　それが、私だ。



　それはずっと変わらなかったこと。

　代わる物が無かった事実。

　替えることも出来なかった理由。

　そんな、換える事が出来なかったもの。


　永遠に代わらない事実という物は、間違いなくある。

　それを忘れてはいけないのだ。

　特に、私は。



　延々と続く戦いという名の暗い道。

　私はただ、黙々とそこを歩く。



　そうして未だ、道の終わりには辿り着かない。

　かわりに、辿り着いたのは小さな小屋だった。





　戦いから切り離される穏やかな時間。

　争いから隔絶された緩やかな空間。





　それが、私が手に入れた『　　』。





 

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戦いが終わって、のんびり出来るようになったソーマの心とかを書いてみたかったんです。

何はともあれ、これで黄色のお題はコンプリート。