式ワタリによる、好きな物を愛でるブログサイト。完全復活目指して頑張ります。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
雨シリーズもようやく終了です。
早く冬になればいい、と思う。
彼が涙なんて凍り付いたというような様子を見せるから。
だから涙なんて流れないと言わんばかりの表情で笑うから。
だから、早く冬になれ。
冬は寒い。
それは、
氷の季節。
氷とはすなわち凍った水であり。
ならば凍った涙は当然ながら氷になる。
その涙は氷となったのだろう。
その涙は、だから表すには雨では役不足なのだろう。
ならば、雨以外が表せば良い。
何も、空から降るのは雨だけではないのだから。
雨だけが、涙ではない。
空が流す物は、もう一つ。
———ほら。
空から舞う物を見たような気がして、それを受け止めるように手を上げる。
けれども当然、それはこの季節では降らない物だ。
多分、それは自分が見たいと思ったから見えた、一瞬の幻影。
嗚呼、早く、疾く、冬に。
冬になれば雪が降る。
凍った涙も、その季節だけは流れることが出来るのだから。
果たして、気付いたのは誰なのでしょう?
PR
この記事にコメントする