式ワタリによる、好きな物を愛でるブログサイト。完全復活目指して頑張ります。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
歩く=散歩、ということで。
しかし、動作のお題……案外難しい、かも。動作が確定されてしまっているから、自由さが制限されているような感じが。
フルカラー劇場でえうーごで、ゼータとマークⅡのお話です。
しかし、動作のお題……案外難しい、かも。動作が確定されてしまっているから、自由さが制限されているような感じが。
フルカラー劇場でえうーごで、ゼータとマークⅡのお話です。
04:歩く (SD:えうーご)
「……今更な話なんだけどよ」
良く晴れた空の下。
ゼータの隣を歩きながら、マークⅡは口を開いた。
「お前、どこに行くつもりだ?」
「……ジ・Oの所、だな」
「…………なぁ、今からでも遅くないし、戻らねぇか?」
「嫌だ」
「……そうかい」
首を振ってハッキリと拒絶の意を返してきた彼にため息を返し、頭をかく。
部屋で暇を持て余していた所に、一緒に外へ出ないかと言うお誘いが来た時点で、多少おかしいとは思っていたのだ。普通の散歩だというなら彼はきっとメタスに声をかけるだろうし……というか、そもそも誰にも言わずにふらりと出て行く可能性が高いから。
だというのに自分を呼び、その上、進める歩にの何の躊躇いもなく目的があるかのように何の惑いなく、ただひたすらに道を行くその様は、どう考えても散歩に興じている様には思わなかった。
だから、とりあえず訊いてみたのだが。
「……久々過ぎて予想以上の返事だっての」
「……どうかしたのか?」
「いや、別に……っつーかお前、ジ・Oの所に何の用事があるんだよ?」
「アイツを叩きのめす以外に何があるんだ?」
「……」
尋ねたら尋ね返されてしまった。
思わず沈黙して、もう一度息を吐く。
ゼータがジ・Oをどれほど嫌っているのかは分かっている。分かっているけれども……何をいまさらそんな事を聞くんだ、と言わんばかりの表情で、当然の様に叩きのめしに行くと言われると、何と言うか、思う所が無いでもない。
まぁ、突然仲直りをされても怖いのだが。
「……ちなみに、何で襲撃に行こうと思ったんだ?」
「良い天気だったから」
「……あぁ、だよなぁ……お前ってそう言うやつだったよな……」
「……?」
ゼータはふとした瞬間にジ・Оを襲撃に行けばいいのになぁ、とかね。
PR
この記事にコメントする