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一期あるいはそれ以前なつもりで書いてみた、とある一コマみたいな話です。
ティエリアと、酔いつぶれたスメラギさんの話。……まぁ、スメラギさんは喋りませんが。
ティエリアと、酔いつぶれたスメラギさんの話。……まぁ、スメラギさんは喋りませんが。
11:ものを掴む (00:ソレスタル・ビーイング)
毎度毎度、良くこの人は懲りないものだと思う。
とある一点を見据え、ティエリアは眉を寄せた。
今はミッション中ではないから、多少は自由にしていても問題ない。そして、自由時間をどのように過ごすかは完全に個々人の判断にゆだねられており、その決定の権利は誰にも侵害出来るものではないと知っている。故に、自由行動中の他者の行為にはあまり口を挟むべきでは無いとも分かっている。解っては、いるのだ。
けれども……この人の、スメラギ・李・ノリエガのこの姿を見ると、そうも言っていられなくなるのは何故だろう。
「……」
腕を組み、改めて戦術予報士を見下ろす。
彼女は、机にうつ伏せになって倒れていた。正確に言うと、酔い潰れて眠っている、ということになるのだろうが、しかし身じろぎ一つしないその様を見ると、眠っているというよりは倒れていると形容する方が相応しい様な気がした。
そして、そんな状況であるというのに、彼女の両手の中にはそれぞれ一本ずつ、酒の入ったボトルがしっかりと握られているというのだから何も言えない。
そんなに酒が好きなのか、と、軽く息を吐き、くるりと踵を返す。
こうなったら放っておくしかない。ロックオンあたりなら別の対応をするだろうが、生憎と、自分にはもう、どうしようもないのだ。
幸いな事に、今の所、彼女の力が必要な場面は無い。
しばらく放置しても問題ない事を改めて確認して、ティエリアはスメラギの部屋から廊下に出たのだった。
敢えて硬めの文章になるように……って、してみたんですけど、どうだろう……あまり変わってない気がする。
そして00文も久しいからなー……なんかおかしい気がします。すみません…。
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