みりラジ・第二十一回

いい加減、まだ登場していない皆様に登場していただきたいと思うわけですが、なかなかそう上手くも行かず。でもたまに、上手くいったりもして。
今回は劉備と曹丕です。

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劉備「第二十一回みりラジ担当、劉備だ！」
曹丕「ふふふふ……待たせたな、余の臣下たちよ！ようやく初登場、曹丕じゃ！」
劉備「テンション高いなー、お前」
曹丕「ここで上げずして何とする。やっと得た出番であるぞ？」
劉備「そりゃそうなんだけどさ……あ、今回から新コーナーやるって知ってるか？」
曹丕「知っておるぞ。お便りコーナーであろう？」
劉備「そうそう。で、さ、スタジオにハガキが一つもないってどういう事なんだろうと、」
曹丕「あぁ、それはな、今回の質問者が余だからだ」
劉備「……お便りコーナーじゃなかったのか？それじゃあ質問コーナーじゃないか」
曹丕「細かい事を気にしていてはいけないと、このあいだ司馬懿が言っておったぞ」
劉備「これ細かい事か……？」
曹丕「さて、では質問じゃ。準備は良いか？」
劉備「答えられる範囲でならな」
曹丕「良い返事じゃ。では訊くが……どうやったら強くなれる？」
劉備「えっと……それは、剣術か？それとも心とか、そいうやつ？」
曹丕「剣の腕の方」
劉備「……あー、そう言えばこの間、曹操にボコボコにされたんだっけ？」
曹丕「っ……人が気にしている事をあっさり口にするでないっ！」
劉備「ごめんごめん。でも、そっか、お父さんに勝ちたいんだな」
曹丕「その、近所のお兄さんの目も止めい！そういう目をしてくるのは夏候淵だけで充分
　　じゃ！これ以上は要らぬ！」
劉備「……いや、本当にごめんな？だから涙目になるなって」
曹丕「黙っておれば知れ渡らない事をあっさりと口にするなっ！」
劉備「落ち付けって。ほら、おにぎりやるから」
曹丕「そんな物要らぬ！」
劉備「中身はおかかだぞ？それがいやなら、鮭とかタラコとかもあるけど」
曹丕「………………梅は」
劉備「ほら、これ」
曹丕「………………まぁ、今回は許してやらないでもない。べ、別に握り飯で懐柔された
　　というわけではないからな！」
劉備「分かってる分かってる。で、剣術の話だけど、」
曹丕「む」
劉備「やっぱ練習あるのみだな。あとは実戦に近い手合わせ。地道に頑張るしかないよ」
曹丕「お手軽パワーアップが希望なのだが……はっ、そうだ！玉璽を使えば……！」
劉備「それだけはやめた方が良いと思うぞ」

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触らぬ玉璽にたたりなし （by　三璃紗の人々

おにぎりでなくゲームとかを渡したら、もっと確実に懐柔できると思うよ。